『鬼滅の刃』特別編集版
柱稽古 柱結集編
柱の稽古を順調にこなす炭治郎。悲鳴嶼行冥の稽古場で善逸の様子に違和感を覚える。
病床につく産屋敷耀哉の元に鬼舞辻無惨が訪れる。いち早く異変に気付いた不死川実弥。他の柱たちも鎹烏の導きで産屋敷邸に急ぐ。そこには炎上した屋敷と珠世と組み合う鬼舞辻がいた。
鑑賞日:2025年 6月27日 |
映画館:TOHO シネマズ 日比谷 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
鬼滅シアターの最後は柱集結編。産屋敷と鬼舞辻が邂逅します。産屋敷の覚悟と執念が見られます。また、悲鳴嶼行冥のエピソードも描かれます。
柱それぞれに稽古中に身につけてほしい課題があり、それをクリアできた者が次の柱の稽古へと進めます。全ての柱稽古を完了できた人がいたのか分かりませんが、剣士の能力の底上げにはなったことでしょう。たぶん…。
産屋敷と鬼舞辻の邂逅は鬼舞辻主導ではなく、産屋敷が用意周到に仕組んだものです。
自らは剣士になりたくてもなれなかった産屋敷。頭脳戦で鬼舞辻に対峙します。
鬼の能力を低下させる薬の開発は、炭治郎と禰󠄀豆子、珠世の存在を把握した時から計画していたはずです。(柱合会議の時「珠世さんによろしく」と炭治郎に言っています)薬が開発されるまでの時間に自身の体力の限界の時間を合わせました。医者も言葉を失うほどの執念です。おそらく、薬の開発が完了したことを確認し、屋敷の警戒を解いて鬼舞辻を呼び寄せたのでしょう。鬼舞辻は飛んで火に入る夏の虫。自分の命と引き換えの自宅の爆破、鬼舞辻滅殺作戦決行です。
屋敷の爆破の決行に産屋敷の子供達も加担していたのでしょう。鬼舞辻が屋敷に到着した時には中庭にはいなかった子供達が、突如現れ、紙風船で遊びながら歌を歌います。この歌が産屋敷への、そして珠世と悲鳴嶼への合図だったのではないかと思います。産屋敷が最後に鬼舞辻に「ありがとう」と言ったのは、思いがけずに話を長く聞いてくれ、攻撃の準備が十分に整ったことからの言葉でしょう。お内儀あまねさんも小さく頷いていました。言いたいことも言えたし、産屋敷の作戦勝ちです。そのあとは柱たちに託します。
我が家のオンボロテレビと違い、映画館の音声は非常にクリアです。鬼舞辻は比較的抑揚が小さい話し方をしますが、映画館のクリアな音に鬼舞辻の感情を見た気がしました。感情が昂っている時とは別に、会話の間にイラッとしている声が聞こえました。声優の関俊彦さんはこんな細かな演技をしていたのだと再発見しました。
そして、次の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』へとつながります。
『鬼滅の刃』特別編集版
柱稽古 開幕編
陽光を克服した禰󠄀豆子目掛けて戦いが激化することを想定し、柱が鬼殺隊の剣士を教育する柱稽古を行う。一方、鬼である珠世に鬼殺隊に協力するよう要請する。
鑑賞日:2025年 6月20日 |
映画館:TOHO シネマズ池袋 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
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来るべき決戦に備えて、鬼殺隊の柱が剣士に稽古をつける話。冨岡義勇の過去も明かされます。そして一番重要なのが、鬼である珠世さんに協力を要請。共に鬼舞辻無惨の滅殺を目指します。
鬼殺隊の剣士たちは柱に稽古をつけてもらうことに恐怖を感じています。剣士たちには実戦の経験がない子が多いのかもしれません。柱に恐怖を覚える剣士がたくさんいます。
柱側も教育に向いている人とそうでない人がいそうです。宇髄さんのように包容力があり、個々を見てくれる人ならいいのでしょうが、時透くんはまだ若く、教え上手とは言えません。言葉もキツイ時透くんに剣士たちは萎縮しています。
炭治郎は最初からワクワクしながら稽古に参加します。三途の川を渡りかけた小鉄少年の稽古を経験している炭治郎ならどんな稽古でも耐えられるはずです。
胡蝶しのぶは柱稽古に参加しません。悲鳴嶼行冥が柱稽古を提案した時には稽古にやる気を見せていたので、時間的にこのあたりで鎹烏と珠世さんが接触したのでしょう。その後、冨岡さんに「胡蝶は何を教えているんだ?」と言わせて一瞬しのぶさんに話を向けますが、珠世さんとしのぶさんが共に薬を配合している様子は描かれません。こういった所にも『鬼滅の刃』には人を惹きつける構成力の素晴らしさを見ます。
『鬼滅の刃』特別編集版
刀鍛冶の里 繋いだ絆編
上弦の伍の鬼 玉壺と対峙する時透無一郎。玉壺の血鬼術にかかった無一郎を、小鉄が襲われながらも助けようとする。
二体にも四体にも分裂しては増える上弦の肆の鬼 半天狗。炭治郎、禰󠄀豆子、玄弥そして甘露寺蜜璃を加えた4人で戦う。最後の一撃を入れるために半天狗を追う炭治郎の元に陽光が差し込む。その場には鬼の禰󠄀豆子もいた。
鑑賞日:2025年 6月13日 |
映画館:TOHO シネマズ池袋 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
鬼である禰󠄀豆子が陽光を克服する話。ここから物語は終盤へと傾れ込みます。また、甘露寺蜜璃、時透無一郎、不死川兄弟、鬼舞辻無惨のエピソードも描かれます。
柱たちが鬼殺隊入隊前に経験したエピソードには辛く悲しいものがあります。鬼になる前の無惨にすら悲しい話が隠れていました。
婚活で鬼殺隊に入隊した蜜璃ちゃん。入隊前の悲しい経験は他の柱の生死が付きまとう経験に比べると悲惨さがだいぶ違います。現代に生きる私たちと同じような悩みを抱える蜜璃ちゃん。蜜璃ちゃんの姿は「自分らしく生きる」というメッセージかもしれませんね。
齢10歳で両親を失い、弟を守ること、生きることに必死だった時透有一郎。無邪気な双子の弟 無一郎に苛立ちを見せます。
兄の死は感受性の強い無一郎が記憶の一部を飛ばしてしまうほどの衝撃でした。11歳で亡くなった有一郎は亡くなった後も弟の無一郎を守り続けます。
自分の子供の年齢とあまり変わらない有一郎の最期の姿を見た産屋敷耀哉のお内儀あまねさん。冷たくなっていたであろう有一郎の手と、その手を握る無一郎の温かい手、その両方の手に触れ辛かったでしょう。
不死川玄弥は自分を守ってくれた兄の不死川実弥に近づくために無理をして鬼殺隊に入ります。実弥は玄弥と距離を置いていますが、それは玄弥を守るためだったと後にわかります。
鬼舞辻無惨は平安時代に生まれました。病弱だった無惨は二十歳まで生きられないと医師に宣告されます。ティーンエイジャーが二十歳まで生きられないと宣告される絶望は想像を絶するものがあります。しかしその後が悪かった。医師を殺害してしまいました。結果的に無惨はその医師によって不死身の体になります。滋養強壮に力を尽くす医師に感謝し、日々善行を行なっていれば違う未来だったでしょう。何を心に留めて生きていくのかで、人の未来は変わります。
(ちなみに、酒呑童子絵巻で源頼光が悪鬼 酒呑童子を退治する物語は平安時代とされています)
禰󠄀豆子が陽光から自分を庇う炭治郎を自分の命より鬼の滅殺に仕向けたのは、禰󠄀豆子も鬼殺隊の一員だったから。炭治郎が半天狗を滅殺した直後、鬼である禰󠄀豆子は陽光を克服します。人間を傷つけることなく生きた唯一の鬼。鱗滝左近次のマインドコントロールもあるでしょうが、そもそも心の美しい子だったのでしょう。無意識領域に入ったなら、きっと炭治郎と同じように美しいでしょう。
今回印象的だったのは小鉄少年周りの話。玉壺の血鬼術にかかり窒息死寸前の無一郎に空気を送り助けます。齢10歳の小鉄少年、機転が効きます。分析力高めです。さらに感動的なのが、煉獄杏寿郎の刀の鍔を懐に入れていたため命が助かったこと。死してなお共に戦う煉獄さん。この一連の小鉄少年のエピソードに作者 吾峠呼世晴さんの構成力の素晴らしさを見ます。
『鬼滅の刃』特別編集版
刀鍛冶の里 敵襲編
遊郭で上弦の鬼を倒した炭治郎は蝶屋敷で療養していた。打ち直してもらっているはずの刀がなかなか届かず、炭治郎は産屋敷の許可を得て刀鍛冶の鋼塚に会いに行く。刀鍛冶の里には恋柱の甘露寺蜜璃と霞柱の時透無一郎もいた。里で親しくなった少年の小鉄と幻の刀を発見し興奮する二人。そんな折、上弦の肆の鬼 半天狗と伍の鬼 玉壺が現れる。
鑑賞日:2025年 6月 7日 |
映画館:TOHO シネマズ 池袋 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
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今回は縁の下の力持ちである刀鍛冶の重要性が語られ、その刀鍛冶の里で伝説の刀が発見されるまでの話。また、戦闘中の炭治郎の判断がより的確になっていく姿を映す話でもあります。
前半は平和回で楽しく見られます。特に小鉄少年の大人びた言動はとても微笑ましい。人付き合いの悪い鋼塚にとってもなにかと関わってくる小鉄少年はかわいい存在であるはずです。
驚くべきは恋柱の甘露寺蜜璃。婚活のために柱になります。そんな人、他にいません。顔も性格も可愛い蜜璃ちゃん。柱の中から素敵な恋人ができるのかぁーーっ!?
時透無一郎が感情が乏しく意思疎通に多少の難があるのは記憶の一部を失っているから。そんな時透くんに炭治郎の優しさが少しずつ響いていきます。
半天狗も玉壺も鬼というより得体の知れないバケモノ。(魘夢もそうですが)玉壺に至ってはその容姿も意味不明。目と口の位置がおかしなことになってます。
冒頭で猗窩座が「上弦が鬼狩りにやられた!?」と驚きの声をあげますが、鬼殺隊の柱の強さを誰よりも早く体験したはず。忘れてしまったのか。危機感が欠如してるのか。まぁ、鬼に危機感があったとしてもチームとして一丸となって鬼殺隊と戦うことはできませんが。
『鬼滅の刃』特別編集版
遊郭決戦編
音柱 宇髄天元が女の鬼 堕姫の首を切り落とすと、堕姫の背中からもう一体の鬼 妓夫太郎が現れる。二人は兄妹の鬼で、上弦の陸だった。滅殺には堕姫と妓夫太郎の首を同時に切り落とさなければならず、宇髄、炭治郎、善逸、伊之助は二手に分かれて鬼と対峙する。壮絶な戦いの最中、炭治郎に燃えるような痣が現れる。
鑑賞日:2025年 5月30日 |
映画館:TOHO シネマズ 日比谷 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
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戦いの最中、炭治郎に剣士の力の象徴とも言える痣が現れる話。また、鬼の兄妹が人間だった時代の救いのない状況に、人を傷つける歪んだ感情を持つ人間がいることを浮き彫りにする話でもあります。(後の猗窩座のエピソードにも似たものがあります)
宇髄天元は忍をやめ、その能力から鬼殺隊の柱になります。それは実父と決別したため。稀有な例ですが、実の親だから愛情溢れる子育てをしてくれるとは限りません。それは堕姫と妓夫太郎の兄妹も同じで、味方が誰もいない環境で育つ不幸は想像を絶します。
鬼舞辻無惨に忠誠を尽くすというより、世の中に恨みを晴らすかのような妓夫太郎。生い立ちから教育は受けていないと思いますが、ちょっぴりインテリジェンスな匂いがします。その際たるものが、絶望の淵で「禍福は糾える縄の如しだろ」と訴えます。妓夫太郎は梅がいい環境のもとで育ったなら環境に順応するいい子に育ったはずだと言っていましたが、妓夫太郎自身もそうだったはずです。
花魁の鬼の武器が帯。センスがいいですね。戦闘中の帯はしなやかでありながら猛々しく、強力な武器として描かれています。
遊郭編では宇髄さんの人間性がわかります。煉獄杏寿郎に敬意を持っていることや、「俺は色男」と挑発するユーモアのセンス、嫁や炭治郎を身を挺して守る姿など。(炭治郎は戦闘中に三度も宇髄に庇ってもらってます)面倒見がいいのは煉獄杏寿郎とも共通しています。柱を引退せざるを得ない大きな怪我をしますが、その後も気持ちが萎えることはありません。
上映前にメイキング映像があり、遊郭の全貌と店の位置が紹介されていました。「京極屋」(雛鶴さん潜入)「荻本屋」(まきをさん潜入)「ときと屋」(須磨さん潜入)の位置関係がわかりました。『蔦屋重三郎展』に吉原細見(吉原のガイドブック)があったので探してみましたが、流石にそれらしき店名はありませんでした。(そりゃそうだ)
戦闘後、遊郭は大変なことになりましたね。浅草寺の北に位置する吉原ですが、江戸時代から明治にかけて、何度も大火に見舞われたそうです。時には女郎が火をつけた事もあったそうです。
そして、どうでもいい事ですが…。
始まりの呼吸の縁壱さんの声は井上和彦さん。令和に入っても二枚目キャラは井上和彦なのか〜、と思ってしまいました。
『鬼滅の刃』特別編集版
遊郭潜入編
無限列車の任務後、体だけでなく心にも深い傷を負った炭治郎。まだ傷が癒えぬ体で煉獄家に杏寿郎が家族に残した言葉を伝えに行く。杏寿郎の父 煉獄愼寿郎とはトラブルになるも、弟の千寿郎とは心を通わせる。帰りがけ、炭治郎は千寿郎から杏寿郎の刀の鍔を譲り受ける。
蝶屋敷で悲しみをかき消すように訓練に明け暮れる炭治郎、善逸、伊之助。ある日、任務から蝶屋敷に戻ると音柱の宇髄天元が任務にアオイを連れて行こうとしていた。大騒ぎの末に、アオイに変わって炭治郎、善逸、伊之助が宇髄に同行することになる。次の任務は鬼が巣食う遊郭だった。
鑑賞日:2025年 5月24日 |
映画館:TOHO シネマズ 日比谷 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
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劇場内に入るとシートジャックの回ではないのに煉獄さんが並んでいました。(サプライズ?)みなさん嬉々として写真撮影されていました。
今回は煉獄を失った悲しみの中、柱の宇髄天元と一緒に遊郭に潜入する話。
宇髄さんはアオイを任務に連れて行くというすったもんだがありましたが、実のところは炭治郎たちを元気づけるために、一緒に任務へと連れ出したのかもしれません。優秀なクノイチである嫁たちの消息がわからない状態の遊郭に、アオイを連れて行くような人ではないはず。きっと最初から炭治郎たちを連れて行きたかったのだと思います。
潜入させた三人の嫁たちからの連絡が途絶え、遊郭に深く入り込む宇髄さん。どうやら想像以上に手強い鬼がいると気づき、階級が低いことを理由に炭治郎たちを帰そうとします。ここに宇髄さんの優しさと覚悟を見ます。(数ヶ月前に鬼殺隊は煉獄杏寿郎を失ったばかり)
今回の話は潜入捜査が中心ですが、炭治郎は一足早く上弦の陸の鬼 堕姫と対峙しています。その後、ド派手な戦いが始まります。
『鬼滅の刃』特別編集版
柱合会議・蝶屋敷編
那田蜘蛛山での鬼狩りで、鬼殺隊の炭治郎が鬼(禰󠄀豆子)を連れ歩いていることを柱の胡蝶しのぶに知られる。鬼殺隊を率いる産屋敷耀哉と9人の柱の前で禰󠄀豆子が人間を襲わないことを訴える炭治郎。産屋敷は、鬼とわかっていながら生かすことに懐疑的な柱たちを説き伏せる。
那田蜘蛛山の戦いで深傷を負った炭治郎は胡蝶の屋敷で療養することに。炭治郎は蝶屋敷の人々と交流。月夜の晩にしのぶともゆっくり話をする。
鑑賞日:2025年 5月 2日 |
映画館:TOHO シネマズ 日比谷 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
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炭治郎が産屋敷と柱の前で鬼(禰󠄀豆子)を連れ歩くことを理解してもらい、蝶屋敷で善逸、伊之助といいチームワークを作り上げていくまでの話。柱9人が揃う唯一のエピソードでもあります。
炭治郎は初めて産屋敷に会います。同時に富岡、胡蝶以外の柱たちともここで会います。体の大きい柱たちを前にしても物おじすることなく自分の意見を通す炭治郎。肝が据わっています。
鬼狩りに命をかける鬼殺隊にとって、鬼と連れ立ち鬼狩りをする炭治郎は理解不能な存在。血気盛んな柱たちは禰󠄀豆子を即刻切り捨てようとしますが、それを産屋敷が制します。おそらくこの時すでに産屋敷には鬼舞辻を倒す青写真ができていたのでしょう。
蝶屋敷では傷の治癒ばかりか、体力増強までします。柱のもとの医療機関なので流石に厳しいです。善逸と伊之助がヘソを曲げるのもわかります。しかし、炭治郎は”全集中”を覚え、善逸と伊之助を牽引するように切磋琢磨します。親を持たず自分本位の伊之助はこのあたりで社会性を身につけたようです。
笑顔の下の怒りを炭治郎に見透かされたしのぶ。炭治郎の優しさに、姉のカナエの姿を重ね合わせるしのぶは炭治郎の良き理解者になります。炭治郎、人たらし!
良き理解者、同期の仲間たちと拠り所を覚えた炭治郎ですが、次の任務は悲劇の無限列車になります。
『鬼滅の刃』特別編集版
那田蜘蛛山編
炭治郎、禰󠄀豆子、善逸、伊之助の4人は鎹烏の導きで山に入る。その山には奇妙な鬼が群れで暮らしていた。中心となる子供の鬼 累は、鬼の始祖 鬼舞辻無惨に近い十二鬼月の下弦の伍だった。戦いの中、累は鬼と人間が連れ立つ兄妹の絆に心を打たれる。
鑑賞日:2025年 4月25日 |
映画館:TOHO シネマズ 日比谷 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
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鬼の始祖、鬼舞辻無惨は相手が子供でも容赦なく鬼に変えてしまいます。そんな鬼舞辻の無情を見る話です。
鬼でありながら幼い子供ゆえに愛情を探し求めてしまう累。幼い子供の心を慰められるのは鬼舞辻無惨ではなく両親だけ。しかし自分を取り戻してもその代償はあまりにも大きく、許されるものではありません。
鬼舞辻に鬼にされた者たちには人間だった頃に不幸な環境にあった者が多く、弱みに漬け込む鬼舞辻は稀代の悪人です。そんな鬼たちは不憫ではありますが、自分勝手に人を殺めた時点でもう救えません。しかし炭治郎はそんな累の背中にそっと手を添えます。心優しい炭治郎。そんな炭治郎に共感できる人が増えるにはもう少し時間がかかります。
那田蜘蛛山に入った二人の柱、冨岡義勇と胡蝶しのぶ。しのぶが鬼の禰󠄀豆子を滅殺しようとするも、数年前の炭治郎の姿を咄嗟に思い出した義勇が二人を逃します。ここでも那田蜘蛛山に入山した柱が冨岡義勇でよかったですね。炭治郎ラッキー!
『鬼滅の刃』特別編集版
鼓屋敷編
炭治郎は次の目的地に行く途中で鬼殺隊同期の我妻善逸に会う。善逸は自ら進んで鬼殺隊隊士になったわけではなく、鬼狩りに恐怖を抱いていた。鼻が効く炭治郎と耳がいい善逸は導かれるように屋敷に着く。屋敷の前では兄が屋敷内に連れ去られ泣く子供たちがいた。屋敷の中に鬼がいることを悟った二人は屋敷に入っていく。
鑑賞日:2025年 4月18日 |
映画館:TOHO シネマズ 池袋 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
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炭治郎は鬼殺隊同期の我妻善逸と嘴平伊之助に出会います。炭治郎にとって心強い仲間ができた大事なエピソード。
善逸にとっても禰󠄀豆子の存在でモチベーションアップ。伊之助は知らなかった人の優しさや思いやりを知ります。チームワークができるのはもう少し先ですが行動を共にしていきます。
善逸はまだ鬼殺隊隊士の自覚がないのでギャーギャーと、とにかくうるさい。伊之助は普段から怒鳴り声。映画館の素晴らしい音響で、非常にうるさい時間でした。
それにしても血の気が多い伊之助。後に出てくる柱の不死川実弥と気が合いそうです。
『鬼滅の刃』特別編集版
浅草編
鬼殺隊剣士となった竈門炭治郎は最初の任務へと向かう。初めての鬼狩りで苦戦する炭治郎。そこに禰󠄀豆子も加わわり、鬼となった妹の能力を目の当たりにする。
次の任務で浅草へ行くと、人間として素知らぬ顔で生活している鬼の始祖 鬼舞辻無惨を目撃する。通行人を傷つけ巧妙にその場から立ち去る鬼舞辻。怪我人が暴れるところを抑えている炭治郎の姿を珠世と愈史郎が目撃する。
珠世は鬼でありながら鬼舞辻の支配から逃れ、鬼舞辻を亡き者にしようと企てていた。医者である珠世は、鬼を人間にすべく薬の開発をしていた。炭治郎は禰󠄀豆子の血と鬼舞辻に近い鬼の血を研究材料として使ってもらう約束をかわす。そんな折、珠世の館が鬼の攻撃にあう。
鑑賞日:2025年 4月11日 |
映画館:TOHO シネマズ 日比谷 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
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今回は鬼舞辻に接触、そして珠世さんと交流する話です。
まずそれ以前に、鬼殺隊として最初の任務に向かうのですが、ここで婚約者を失った青年に会います。若い娘ばかりを喰らう沼鬼を禰󠄀豆子の力添えもあって滅殺しますが、死んだ者は帰ってきません。「赤ずきんちゃん」のように狼のお腹を掻っ捌いたら食べられた人が無傷で出てくるといった”救い”がありません。それどころか死を受け入れさせるかのように遺品を青年に渡します。いつまでも泣き続けている青年に「生き続けていかなくてはいけない」と炭治郎が諭します。自らも辛い目にあっているのに。非常に強い精神力です。精神弱弱だった炭治郎、2年ほどで急成長しています。
浅草には凌雲閣があり時代背景に忠実な丁寧な描写だと思います。凌雲閣は関東大震災で倒壊し、現在はありません。芝居小屋が並ぶ通りはおそらく浅草六区あたりでしょう。ここで人間として暮らしている鬼舞辻無惨と邂逅します。風貌は紳士そのもの。ここで鬼舞辻の後を追わなかった炭治郎の判断は正しいです。
また、浅草では珠世さんとも邂逅します。鬼と人間に境界を作らない(作れない)炭治郎に、鬼である珠世は心を動かされます。幸運な出会いでした。また、禰󠄀豆子が珠世に母の面影を重ねていることは珠世に心の安息を与えたに違いなく、信頼関係が大きくなっていきます。
私がこのアニメの映像に最初に驚かされたのは、矢印の方向に動かされる人の描写でした。そして、刀から妖気のように溢れ出る渦巻く水。北斎の神奈川沖浪裏の波を思い出します。(次回の鼓の屋敷の部屋が回転する様も驚きました)非常に面白いと思いました。
『鬼滅の刃』特別編集版
兄妹の絆
時は大正。留守中に家族を鬼に殺害された竈門炭治郎は、まだ息がある妹の禰󠄀豆子を背負い、救助を求め走っていた。鬼になってしまった禰󠄀豆子目掛け、鬼殺隊の冨岡義勇が襲いかかる。しかし、炭治郎の能力に気付いた冨岡は鱗滝左近次に会うよう言い残し、立ち去る。炭治郎は鱗滝のもとで修行中、錆兎と真菰の力添えで更に力をつけ、鬼殺隊入隊を果たす。太陽の光を宿した刀 日輪刀を手にし、鬼狩りの仕事に向かう。
鑑賞日:2025年 4月 4日 |
映画館:TOHOシネマズ 日比谷 |
鬼滅シアター
「鬼滅の刃」終盤の話、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』公開に先駆け、テレビアニメ編集版を最初から順に週替わりで劇場上映。
さらに
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
をリバイバル上映する一大イベント。
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テレビシリーズの再編成なので内容はすべてわかっているのですが、たくさんの方々が鑑賞していました。鬼滅シアター初日ということもあり、鬼滅ファンの集いのようでした。冨岡義勇のコスプレをしている方もいらっしゃいました。
炭焼職人の普通の子が、一家惨殺の敵討ちと、唯一生き残った妹を人間に戻すために闘います。敵討のために鬼殺隊に入隊した剣士は多いでしょうが、鬼と化してる肉親を連れ歩く炭治郎の覚悟と重圧は相当なものでしょう。炭治郎が突出して強くなっていく原動力にもなっているはずです。
鬼となった妹の前で現状把握が精一杯の、精神弱弱だった炭治郎と最初に会った鬼殺隊剣士が冨岡さんでよかったですね。不死川実弥だったら即アウトでした。
『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ
鬼殺隊隊員 竈門炭治郎が上弦の鬼を滅殺する最中に陽光が差し込む。そこには鬼となった妹の禰󠄀豆子もいた。
鑑賞日:2024年 2月29日 |
映画館:ー |
日中ポッカリと時間が空いてしまい、映画でも見て時間を潰そうと思い映画館へ。そこで迷わず本作を鑑賞してきました。
本作はテレビアニメ『鬼滅の刃・刀鍛冶の里編』の第11話に加え、5月テレビ放送開始(2024年5月)の『鬼滅の刃・柱稽古編』の第1話を先行上映する上映会。映画館での上映ですが独立した映画ではありません。
『鬼滅の刃・刀鍛冶の里編』のクライマックス、鬼となった妹の禰󠄀豆子にも容赦なく差し込む陽光に身動きが取れない炭治郎の文字通りケツを叩いたのは禰󠄀豆子でした。禰󠄀豆子が鬼殺隊である証拠の行動に炭治郎のように胸が熱くなりました。
『鬼滅の刃・柱稽古編』は同作品の唯一気が抜ける平和回。TV放送にも期待が持てます。
『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ
鬼殺隊の隊員 竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助は柱の宇髄天元に従い、上弦の鬼 妓夫太郎、堕姫を滅殺する。
鑑賞日:2023年 3月 9日 |
映画館:ー |
日中ポッカリと時間が空いてしまい、映画でも見て時間を潰そうと思い映画館へ。そこで迷わず本作を鑑賞してきました。
本作はテレビアニメ『鬼滅の刃・遊郭編』の第10話と第11話に加え、来月テレビ放送開始(2023年4月)の『鬼滅の刃・刀鍛冶の里編』の第1話を先行上映するワールドツアー上映会。映画館での上映ですが独立した映画ではありません。
この上映会はワールドツアーと銘打っています。海外でも大人気の『鬼滅の刃』。国内と同時進行で海外でも盛り上がっているようです。(海外でコスプレしている人たちをニュースで見たことがあります)
『鬼滅の刃・遊郭編』はテレビで見ていますが、やはり映画館で見ると違います。テレビで見ている時も「映画のクオリティだ」と思っていた美しい映像に、素晴らしい音響も加わって、作品をさらにスリリングにしていました。ただ声優の息づかいまで聴こえる音声に、それをかき消すように大きなBGMが重なる部分があり、もったいないと思いました。
入場時に何か手渡されました。中を見たら、栞のようなもので、よく見るとフィルムのようなものでした。アニメはほぼ全てデジタルで作る時代。フィルムがなければラッシュなどもないだろうに、わざわざパーフォレーション(穴)までつけてレトロ感を演出しています。
ソラノユキサキ
高校生のユキはチリのアタカマ天文台建設のため家を開けている天文学者の父に反発をしていた。しかし、妖精との不思議な体験から、宇宙への興味を深めていく。
鑑賞日:2022年 5月6日 |
映画館:ギャラクシティ まるちたいけんドーム |
プラネタリウム用の30分のアニメーション作品。宇宙の始まり、宇宙の果てを初心者向けに科学的に解説した宇宙入門といった内容ですが、きちんと人間ドラマもあり、何度も見たくなる作品です。欲を言えば、この世界観のままで、アニメ映画同等の90分くらいの長さで見たいです。
監督の渡邊洋一さんは天体望遠鏡のお仕事をされていたことがあり、『崖の上のポニョ』、『風たちぬ』等のジブリ作品や『オオカミ子どもの雨と雪』等のアニメ作品の美術監督を務めた方です。
本作を見た日の夜、たまたま日本テレビで『崖の上のポニョ』の放送がありました。通常、映画のエンドロールはスタッフのお名前が仕事内容とともにクレジットされるものですが、『崖の上のポニョ』のエンドロールは担当の作業が取っ払われ、総スタッフが五十音順でクレジット。そして、お名前の前に好きなもののイラストが描かれていました。渡邊洋一さんのお名前の前には天体望遠鏡がありました。
ちなみに本作のキャラクターデザインは『けものフレンズ』のたつきさんです。
HAYABUSA2〜REBORN 帰還バージョン
小惑星リュウグウの表面のサンプルを持ち帰ることが使命の小型探査機「はやぶさ2」のCGを使ったドキュメンタリー。
※本作品はプラネタリウム用映像番組です。
鑑賞日:2022年 1月8日 |
映画館:ギャラクシティ まるちたいけんドーム |
西新井にある複合施設ギャラクシティ。ここで小型惑星探査機はやぶさ2 帰還1周年記念のイベントがありました。本作はプラネタリウム映像番組です。「はやぶさDAY」の様子はこちらをご覧ください。
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『HAYABUSA Back to the Earth』観賞後に、同じく上坂浩光監督作品の本作を鑑賞しました。
ここでも上坂浩光監督の挨拶がありました。(恐らく本作の観客はほとんどの方が『HAYABUSA Back to the Earth』を観た方で、「おっ! 監督また出てきた!」といった空気がありました)ここでちょっと面白い裏話がありました。
地球と惑星の軌道の関係で何年何月何日に打ち上げると、(ベストの)日程が計算で決まってくる。「はやぶさ2」は2014年か2020年にしか発射できなかったが、「はやぶさ2プロジェクト」は行政の事業仕分けで中止になりかけていたそう。しかし、感動的な初代「はやぶさ」の姿を見た大勢の人たちが嘆願書を政府へ提出、そのおかげで「はやぶさ2プロジェクト」が起動したということです。やはり初代である「はやぶさ」の功績は非常に大きかったということです。
「はやぶさ2」のミッションは地球と火星の間にある小惑星リュウグウのサンプルを持ち帰ること。(太陽から遠いリュウグウは水が残っているという。)小惑星リュウグウにあるとされる水と有機物のサンプルを採取することで生命の起源を探るという壮大なプロジェクト。(注:軌道の位置関係によって小惑星の場所は変わる)
二代目である「はやぶさ2」は初代のトラブルを教訓にしているのか、優等生。リュウグウのサンプルを地球に投下し予定にはなかった別の惑星に旅立って行きました。
初代に比べたらドラマはなかったのかもしれませんが、こちらはサンプルの解析が非常に気になります。
HAYABUSA Back to the Earth
小惑星イトカワの表面のサンプルを持ち帰ることが使命の小型探査機「はやぶさ」のCGを使ったドキュメンタリー。
※本作品はプラネタリウム用映像番組です。
鑑賞日:2022年 1月8日 |
映画館:ギャラクシティ まるちたいけんドーム |
西新井にある複合施設ギャラクシティ。ここで小型惑星探査機はやぶさ2 帰還1周年記念のイベントがありました。本作はプラネタリウム映像番組です。「はやぶさDAY」の様子はこちらをご覧ください。
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上映前にスペシャルゲスト上坂浩光監督の挨拶がありました。監督によると、本作製造中はまだ「はやぶさ」は帰還しておらず、なんとか戻ってきてほしいという願いを込め、JAXAの全面協力のもと製作したそうです。
私が小型惑星探査機はやぶさを知ったのはテレビでした。故障や不時着のせいでが燃料が漏れるなどの度重なるトラブルで瀕死の「はやぶさ」が小惑星イトカワの探査から無事に地球に帰って来れるか!? と大変話題になっていました。その後「はやぶさ」から送られた最後の地球の画像が大変美しく、多くの国民の心を打ちました。
本作はCG画像を使ったドキュメンタリーです。映画内では「はやぶさ」を生き物のように「君」や「彼」と呼んでいました。「彼」の辿った軌跡を見ていくと、やはり生き物のように健気で愛おしい。前述のように上坂監督の帰還してほしいという願いが本作に宿っているのです。
火星と木星の間にある小惑星イトカワ。その軌道に乗るために地球の重力を利用して勢いをつけて乗り移るスイングバイを行うのだそう。軌道に乗ることで燃料の削減になるのです! 小惑星の軌道と地球の軌道を考え、最小のエネルギーで最大の効果を発揮できるようにするため、逆算して打ち上げの日が決まるそう。う〜ん、宇宙ってやっぱり物理と化学だわ〜。(注:軌道の位置関係によって小惑星の場所は変わる)
小惑星イトカワの岩を砕くための前段階としてターゲットマーカーをイトカワの平坦な場所に落とします。そのターゲットマーカーには88万人の名前が刻まれていたのだそう。
そして・・・
遠い記憶が蘇る。
そう言えば、1998年に「あなたの名前を火星に」キャンペーンに応募したな、私・・。20年以上前のことですっかり忘れてた!
その後「はやぶさ」の感動的な軌跡を辿る物語は映画になりました。それも3本も濫立し、人気の高さが伺えます。でも私はNHKの科学番組のような、ドキュメンタリーのようなものが見たかったので、本作の存在を知り、鑑賞できてラッキーでした。
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア
プログラム チルドレン
鑑賞日:2016年 6月22日 |
映画館:ブリリアショートショートシアター |
十数年前にテレビで別所哲也さんがショートフィルムフェスティバルを主催すると告知してた。おそらく立ち上げの年だったと思う。
今年知り合った方がこのフェスティバルのボランティアをしているということが縁で、初めて鑑賞しました。はるか昔に聞いたショートフィルムフェスティバルが今尚続いていると、今年初めて知りました。
これまで歴代の作品が素晴らしかったでしょうし、何より別所さんの情熱がただならぬものだったのでしょう。ちなみに、鑑賞したこの映画館は別所さんが作ったもので、ショートフィルム専門の映画館だそうです。(年に数回長編映画を上映する事もあるとのこと)
作品のタイムスケジュールと自分の日程を合わせると、スコセッシ監督の作品は見られず、今回鑑賞した横浜会場のチルドレンになりました。スコセッシ監督の『オーディション』見たかったな〜。
鑑賞したショートフィルムは10分に満たない作品ばかり13本の上映でした。すべて製作の経緯が違っているだろう作品をひとまとめに括るのは強引でもありますが、ほぼテーマは情操教育だったように思います。面白かったのは『迷子の手袋』。手袋の演技力と色気には驚きました。これは、ミュージックビデオなどの発展があるのではないかと思います。また、『おかあさん』には感慨深いものがありました。それは私自身が母だからでしょう。
私が鑑賞したプログラムの上映作品は以下の通りです。
- 『モービル』
- 『巨大なヒーロー』
- 『男と8台のカメラ』
- 『おほしさま』
- 『Little Shimajiro』
- 『迷子の手袋』
- 『シカさん、こんにちは』
- 『おどる瞳』
- 『I Wanna Be Your Friend』
- 『おかあさん』
- 『ネズミのおきゃくさま』
- 『TRACK』
- 『きつねとねずみの短いお話』