はいからさんが通る 前編
時は大正。花村紅緒には伊集院忍という許嫁があった。自分で結婚相手を見つけたいと思っていた紅緒は反発するが、徐々に少尉に惹かれていく。
| 鑑賞日：2017年12月 2日 |
| 映画館：TOHOシネマズ 上野 |
子供の頃にテレビアニメで見ていた『はいからさんが通る』。30年以上の時を経て、映画になることにわくわくしながら公開を待ち、見に行きました。
２時間に満たない時間内にテレビ放送分の話を詰め込むには無理があり、話が性急すぎて、誰の心にも寄り添っていませんでした。非常に残念。来年公開される映画後編ではテレビ放送で打ち切りになり語られなかった話が中心になるはずですが、本作を見た感じでは鑑賞を躊躇してしまいます。
観賞後、弥生美術館へ『はいからさんが通る展』を見に行きました。
母をたずねて三千里
イタリアの港町ジェノバに住むロッシ一家。ある日、マルコの母はアルゼンチンまで出稼ぎに行くことになる。母からの手紙が途切れがちになり、心配でいても経ってもいられなくなったマルコは猿のアメディオと一緒にアルゼンチンへ母をたずねる旅に出る。
| 鑑賞日：1980年 7月31日 |
| 映画館：池袋地球座 |
『アルプスの少女ハイジ』と同じ時間枠で放送されていた本作。劇場用に再編集されました。
定期的に送られてきた手紙が滞ったことから、心配になり現地に赴くなんて、電話やメールが生活の一部になっている現在では考えられないことです。どんな動機であれ、幼いマルコを動かしたものは愛です。
【当時の鑑賞日記】
東宝東和『アルプスの少女ハイジ』の第２弾ということで見てきました。やっぱり名作はいいですね。やっと会えたお母さんが病気だったなんて…。エンディングの歌で、お母さんとマルコが一緒にいろんな人にお礼を言いながら家へ帰って行くとこなんかもよかった。
この映画館は壁が薄かった（？）ようで、映画内の音声が静かな時に、外の音（映画の音声のようなジャーンという音）が聞こえてきました。
パンダコパンダ
竹やぶの中の一軒家におばあちゃんと二人で暮らしていたミミ子。ある日おばあちゃんはミミ子を置いて法事で出かけてしまう。留守番をまかされたミミ子のもとにパンダの親子が現れる。
| 鑑賞日：1981年 8月26日 |
| 映画館：文芸座地下 |
『ルパン三世』『ルパン三世 カリオストロの城』と３本立てでした。
【当時の鑑賞日記】
とっても楽しかったよ！
何ともあっさりした感想です。ラストシーンでは、ミミ子のパパとなったパパンダが会社へ出勤します。動物園に出勤し、タイムカードを押し、満員電車に乗って帰宅する姿がとてもおかしく、忘れられませんでした。
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我が家には本作品のDVDがあります。子供達が小さい頃には繰り返し見ました。DVDは本作品と『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』の２本が収録されています。
パンダコパンダ 雨ふりサーカス
ミミ子とパパンダ、パンちゃんは仲良く暮らしていた。そこにやってきたトラの子トラちゃん。トラちゃんはサーカスから逃げ出してきた子だった。
| 鑑賞日：1981年 7月27日 |
| 映画館：文芸座地下 |
『パンダコパンダ』の第２弾。ほんわかとした、しかし大冒険が本作でも繰り広げられます。『アルプスの少女ハイジ』と２本立てでした。ハイジと同じ高畑勲、宮崎駿、小田部洋一の作品です。
【当時の鑑賞日記】
これは昭和48年にやったそうだ。かわいかった。パンダなんかはやわらかさが出ていたよ。
ミミ子は後のハイジに、パパンダは後のトトロになったようです。ミミ子の声はハイジの声も担当した杉山佳寿子さんです。ちなみにミミ子にはモデルがいて、『長くつしたのピッピ』のピッピだそうです。
プロ野球を10倍楽しく見る方法
元プロ野球選手、江本孟紀さんのベストセラーの本を題材に、プロ野球の珍プレー好プレーの映像とアニメーションを合わせた作品。
| 鑑賞日：1983年 5月 3日 |
| 映画館：上野宝塚 |
珍プレー好プレーは、当時放送されていたフジテレビのプロ野球ニュースからの映像が多かったと思います。日本のプロ野球だけでなく、大リーグの映像もありました。ナレーションもテレビと同じみのもんたさんです。
当時、中日の宇野選手が、打ち上げられたフライをキャッチできずにおでこにあてたことがきっかけで、プロ野球選手の珍プレー好プレーにスポットが当てられ、大変人気がありました。
本作のアニメ部分では当時の現役選手や引退したスター選手たちが実名で出ています。パンフレットを見ると、ギャグアドバイザーとして中原理恵さんの名前が上がっています。中原理恵さん、歌手なのにね。
【当時の鑑賞日記】
たしかに笑えたけど、そんなにおもしろい作品ではなかったな…。
ずいぶんと冷めた感想ですが、当時江本孟紀さんの著書も持っていたし、フジテレビで特集されるプロ野球の珍プレー好プレーは欠かさず見ていました。本作も赤木屋プレイガイドで前売り券を買ってます。
ベルサイユのばら
オーストリア、ハプスブルク家に生まれたマリー・アントワネットは14歳で政略結婚のためフランス王家へ嫁ぐ。アントワネットの側には近衛連隊長のオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェが警備していた。窮屈な宮廷の暮らしから一時逃げ出すために参加した仮面武道会で運命の人ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンと出会う。その日からアントワネットはフェルゼンとの禁断の愛に苦しむ。革命の時が近づいてきている事も気付かずに。
| 鑑賞日：2025年 3月 1日 |
| 映画館：- |
池田理代子原作の漫画『ベルサイユのばら』は1972年〜1973年に週刊マーガレットに連載されました。当時から非常に人気が高く半世紀経ってもその人気は衰えません。
2022年に東京シティビューで見た『ベルサイユのばら展』での予告通り、待望のアニメ映画化です。昭和に放送されていたTVアニメ版を編集したものではなく、新たに制作されました。
２時間ほどの短い時間の中にあれだけのボリュームをどうやって詰め込むのだろうと思っていましたが、歌とナレーションでうまく要約されていて、「あ〜、そんな手があったか〜」と感心しきり。とてもいい作品に仕上がっていました。
王家や貴族に肩入れすることがなく描かれていたと思います。あんなに短い時間でアントワネットとフェルゼンの道ならぬ恋、オスカルとフェルゼンとアンドレの心の動き、恋の行方もしっかりと表現されていました。
特筆すべきはミュージカル仕立てになっていて、歌で心情や時間の経過を表現していたこと。アントワネットとフェルゼンの声を担当された平野綾さん、加藤和樹さんが素晴らしい！ 舞台俳優らしく優雅に豊かに歌い上げていました。
また、アニメにはあまり多くないナレーションも効果的でした。
とにかく絵が綺麗。（特にオスカルの瞳が美しい！）TVアニメ版と違って、より原作に近い姿。背景も非常に美しく、貴族の屋敷内を豪華に描写していました。
今回本当に素晴らしいと思ったのはアントワネット役の平野綾さん。14歳から晩年までを見事に演じていました。
絵も演技も構成も、非常に出来がいいと思います。池田理代子さんも嬉しかったのではと思います。
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本日はライブビューイング。平野綾さん、加藤和樹さんが劇中歌を披露してくれました。４曲歌い上げてくれましたが、その歌唱力に改めて感動。素晴らしいエンターティナーだと思いました。
歌の合間に裏話を披露し、レコーディングが３年前だった事、レコーディングの後のアフレコだったので、どんな声で歌ったのか改めて歌を聴きながら役作りした事、当企画が決まり帝国劇場の稽古場でお互い他のミュージカルに出演している二人が一緒に練習していた事などを話してくれました。（帝国劇場の稽古場は複数あるそうです。ちなみに帝国劇場は建て替えのため昨日2025年2月28日で閉館しました）
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タルト専門店 キルフェボンは他企業とのコラボ商品を販売することがあります。『ベルサイユのばら』映画公開を記念してコラボ。佐賀県のいちごともトリプルコラボです。苺のタルト”ベルサイユのさが -ばらを訪ねて佐賀県へ- ”は3月14日まで販売しています。（バラの花びらも乗っていました）ちなみに苺はバラ科の果物だそうです。マリーアントワネットが教えてくれました。
キルフェボンは好きなパティスリーなので昔からよく食べています。コラボ商品では2008年に食べたルノワール展とのコラボ商品”ピエールのキャンバス”というタルトが衝撃で一番美味しかったです。（通常商品にも美味しいタルトがいっぱいあります）