鑑賞日:1992年 2月11日 |
会 場:王子ペーパーギャラリー |
切り絵のグループ展ですね。
【当時の鑑賞日記】
Kさんは上手いな。Tさんは細かい。
本展、全く覚えがありません。
鑑賞日:1992年 4月22日 |
会 場:フジタヴァンテ |
当時はスーパーモデルといわれた世界のトップモデルがブームになっていた時期で、ハリウッド女優以上にマスコミに取り上げられていました。必然的に、彼女達を撮るファッションフォトグラファーの名前も取り上げられ、写真展も多かったように思います。
大石さんはグラビアよりもファッションショーの写真で名前を知りました。スーパーモデルブームの前からパリで活躍していたのではないでしょうか。新聞のパリコレの記事なども大石さんの写真が多かったように記憶しています。
【当時の鑑賞日記】
私はグラビアの写真なんかがビシバシ出てるのかと思ったんだけど、ショーの時の写真がほとんどだった。それも顔がアップなので手や足が写ってなかったのが残念。でもみんなきれいでかっこよかった。ショーが終わった後の、私服を着てサングラスをかけてるリンダなんてかっこよかったよ。
鑑賞日:1992年 5月 2日 |
会 場:ア ミュージアム オブ アート |
清里の静かで綺麗な自然の中にたたずむ美術館。1987年に設立された新しい美術館です。
収蔵品がゆったりと展示されいてた記憶があります。まだまだ展示に余裕があるようでした。収蔵品が増えることを見越しての館だったのかもしれません。絵画はなく、彫刻ばかりだったと思います。
当時の鑑賞日記はあっさりした感想のみです。
【当時の鑑賞日記】
ダリみたいな作品がたくさんあった。
コンテンポラリーアートですね。特別に買い入れているアーティストがいたのかもしれません。
鑑賞日:1992年 5月 2日 |
会 場:清里北澤美術館 |
【当時の鑑賞日記】
なかなかいいものがあったよ。
まったく記憶にない美術館です。鑑賞日記もあっさりしてるので展示物も思い出せません。フライヤーを見るとアールヌーボーのガラス工芸の美術館だったようです。
鑑賞日:1992年 5月 2日 |
会 場:ホール オブ ホールズ |
清里にあるアンティークオルゴールの博物館。
ゆったりとした空間でゆっくりと時間が流れ、癒されたのを覚えています。確か、時間の区切りだったか、観覧者が集まる人数だったかで、係員の方が館内を丁寧に案内してくださったと思います。
【当時の鑑賞日記】
オルゴールの博物館で、とってもよかったよ!オルゴールの音で心が洗われたって感じよ。歌う家具って感じだった。あれを初めて見た人はきっとびっくりしただろうなぁ・・。
入り口においてあるでっっっかいオルゴール(ハーベストっていう名なんだけど)が手動で、それを手伝ったよ。また清里へ行くことがあれば寄りたいと思った。
私が子どもの頃は、女の子はオルゴールの付いた小さな小物入れを誰もが持っていたものでした。オルゴールのメロディと共にバレリーナがくるくる回る姿に、蓋を開けたり締めたりを繰り返していました。生活の中でオルゴールの存在が確かにあったと思います。最近では産婦人科の待合室などで有線によるメロディしか聞かないような気がします。
鑑賞日:1992年 5月 5日 |
会 場:清里現代美術館 |
確か、小さな住宅のような美術館だったような気がします。住宅の二階の階段を上った先が展示室だったように記憶しています。
【当時の鑑賞日記】
けっこうよかった。デュビュッフェの平面的な絵や、フランシス・ベーコンののっぺり引っ張られるような顔。でも一番良かったのはオノヨーコ。この人は素晴らしい芸術家だ。
1990年に見た『踏絵・オノヨーコ展』でオノヨーコのユニークさを知り、ここで再会して嬉しかったことを憶えています。
鑑賞日:1992年 7月12日 |
会 場:東京国立近代美術館 |
招待券をいただき、見に行ったようです。
【当時の鑑賞日記】
すごくきれいだったけど、とにかく人人人で、ゆっくり見られなかった。
チラシを見るだけでも美しい造形にうっとりしますね。宝飾からガラス工芸に至るまで、優雅で美しいです。
ラリックは1988年庭園美術館の『ルネ・ラリック展』で初めて鑑賞しています。
鑑賞日:1992年 8月 7日 |
会 場:クリスタルギャラリー |
猿ヶ京温泉の東に位置する、上毛高原駅にほど近いガラス工芸のお店。ラリックなどの展示品や販売用のガラス製品、またガラス細工を見られるスペースがあったと思います。
【当時の鑑賞日記】
猿ケ京へ旅行したんだけど、そこにあったガラス屋さん。花瓶なんかを作ってるところが見られるんだ。テレビで見るのと同じ。おもしろそうだった。
ガラス細工にも美術的価値があるものがあり、魅力的です。にもかかわらず、ガラスという素材は身近に感じられます。こちらのような吹きガラス体験ができる施設では、オリジナルの一輪挿しなどが作れます。しかも安価です。
当時、ここで美しいガラス細工に魅せられた私は、東京でも同じような体験ができるところがないかと探したものでした。(現在のようにネットがない時代だったので、探すのは大変でした)
鑑賞日:1992年 8月24日 |
会 場:伊勢丹美術館 |
本展は全く覚えていません。
【当時の鑑賞日記】
人間を表現するのには、いろんな素材が可能だと思った。面白かった。
当時の鑑賞日記があっさりしすぎて、何をどう面白い
と思ったのかわかりません。様々な素材を使って人間を作り、展示していたのでしょうね。素材をメインに人間を見ていったのかな?
あまり記憶にないということはそれほど衝撃を受けなかったのでしょう。
こちらの展示とは少し趣が違いますが、1991年に東京都写真美術館で見た『私という未知へ向かって 現代女性セルフ・ポートレイト展』はとても面白く、感動したことを今でもはっきり覚えています。
鑑賞日:1992年10月18日 |
会 場:東武美術館 |
【当時の鑑賞日記】
すごいなーと思った。鎧は当時の軍人の正装だったんだって。だから細かいデザインがされててすごかった。人物を描いたものと、隣にその時に着てた鎧が展示してあったりして、美術館のセンスもいいなと思った。
古美術を紹介する本の中にハプスブルグ家の人の絵をイラストで載せているのがあった。そっくりだった。系図を見ると、神話の世界からマリア・テレジア、さらに現在まで続いているんだ。すごい。最も栄えたのはマリア・テレジアの頃で、第一次世界大戦のころまですごかったみたい。また、当時はハプスブルグ家の領土が広かったので「陽の沈まない国」って言われたんだって。すごいな。
2020年、国立西洋美術館で行われた『ハプスブルク展』も鑑賞しています。
鑑賞日:1992年10月20日 |
会 場:日本橋高島屋 |
全く記憶にありません。
【当時の鑑賞日記】
んー、日本画はよくわかんないや。でも、桜の木に猫が寝てるのが、ふわっとしててかわいかった。
鑑賞日:1992年11月27日 |
会 場:東京両国国技館 |
どういった経緯でこのファッションショーに招待されたのか全く覚えていません。高島屋から招待状が送られているので、買い物をした特典だったのかな? もしかしたら抽選で入場券が当たったのかもしれません。
同年10月17日、パリで発表された春夏コレクションを1ヶ月後に東京で見られるという大イベント(!?)です。
(主催・高島屋/後援・在日フランス大使館/協力・文化服装学院)
左は入場券と同封されていたあいさつ状。トレーシングペーパーのような半透明の紙です。下は入場券。あいさつ状と同じB5ほどのサイズです。男女の写真はミュグレー自身が撮影したようです。
会場は両国国技館で、席は会場が見下ろせる2階でした。初めてのファッションショーに、とても興奮していたことを覚えています。そして、その後二度とできない貴重な体験をしたこともはっきりと覚えています。
フランス版「ELLE」で見たようなミュグレーのコスチューム。あー、本当にミュグレーだ! と思いました。
始めて見るファッションショーはたくさんのモデル達がミュグレーの服を着てランウェイを歩く、テレビでよく見るものと同じでした。モデルの合間に本木雅弘さんや、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのアイドル宮沢りえさんなども出演されていましたが、私が一番感動したのは山口小夜子さんでした。
たくさんの出演者の中でも彼女は衝撃でした。彼女が登場し、しなやかに身体をくねらせて歩くと、広い両国国技館の空気が一変してしまいました。あまりにも大きな美のオーラに圧倒された事を昨日の事のように思い出します。中学生の頃から彼女のファンだったという贔屓目を除いても、彼女の登場は圧巻だったと思います。(残念ながら山口小夜子さんは2007年 8月に亡くなられました)
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2015年 東京都現代美術館で行われた『山口小夜子 未来を着る人』と2016年の映画『氷の花火』で、彼女の仕事やプライベートを紹介していました。