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  美術鑑賞 

     2001年・平成13年


寿三郎と遊ぶ人形展

鑑賞日:2001年 5/8〜5/13
会 場:日本橋三越本店7階ギャラリー

寿三郎と遊ぶ人形展

母が昔から大好きな辻村ジュサブローの作品展。母と一緒に見てきました。

源氏物語の世界を人形で再現していました。妖艶で美しい人形達。「売ってくれるなら一つほしい」とのたまう母。たとえ売っていたとしても買える金額じゃないって!

寿三郎と遊ぶ人形展寿三郎と遊ぶ人形展辻村ジュサブローは中原淳一の人形に影響を受けているそうです。師事したわけではなく、『ひまわり』や『それいゆ』を読み漁ったそうです。

中原淳一と辻村ジュサブロー、そのつながりにちょっと意外な感じがするのは私だけ?


ジュサブロー館 *常設展

鑑賞日:2001年5月
会 場:ジュサブロー館

寿三郎と遊ぶ人形展日本橋三越の『寿三郎と遊ぶ人形展』の会場で人形町にジュサブロー館がある事を知り、そのまま三越からタクシーを飛ばして行ってきました。

ジュサブロー館は辻村ジュサブローの創作人形を常設展示している民家のような美術館。美術館ですが、仕事場を兼ねていたのかもしれません。あまり広くなく、2階にも展示スペースがありました。

薄暗い館内で美しい人形達が綺麗な服をまとい、歓迎するかのように私たちを迎え入れてくれました。

館内を入ってすぐの場所に作業台がありました。普段、寿三郎さんはその場所で作業されているとのことでした。この日は寿三郎さんはいらっしゃらなかったので、母がとても残念がっていました。三越で個展もされていてお忙しかったのでしょう。

寿三郎と遊ぶ人形展スタッフの方は私たち親子が三越からこちらへ流れてきたことを喜んでいらっしゃいました。

ジュサブローの人形は日本的でありながら妖艶で美しい。四谷シモンの人形とは趣が違います。


岡本太郎と縄文展

鑑賞日:2001年 7/24〜8/5
会 場:日本橋三越本店7階ギャラリー

一度にあれだけたくさんの数の岡本作品を見たのは初めてでした。非常に興味深い作品群でした。

岡本太郎と縄文展

作品内に『混沌』が隠れていると思ったのを覚えています。(今思うと、それは『混沌』ではなく『起源』だったのかもしれません)

縄文土器の模様の美しさに気付き、大きな影響を受けた岡本太郎。その発見は、もしかしたら日本人みんなが共有できることかもしれません。

生意気にも「いい展覧会だ」と思ったことを記憶しています。

2022年に東京都美術館で大規模な『岡本太郎展』を見ています。


片岡鶴太郎 パリ凱旋記念展

鑑賞日:2001年 9/13〜9/19
会 場:上野松坂屋

片岡鶴太郎 パリ凱旋記念展

お笑い芸人 片岡鶴太郎は小さな頃からテレビで見ていました。プロボクサーのセコンドや絵を描いている姿を見て「お笑いはやめたんだな」と思っていました。
北野武さんがお笑いの現場を離れずに
絵を描いたり映画を撮ったりと類まれな活躍をしているのとは違い、片岡鶴太郎さんはお笑いから離れ、完全に画家の活動に絞っていったようです。

パリで作品展が開催されていたようで、本作品展はその凱旋記念だそうです。作品はどれも明るくカラフルで日本画とも洋画とも違う独自の世界でした。片岡さんは右利きですが絵を描く時は左手で描くそうです。

チケットを見ると、なんだかふざけている様に見えてしまいます。岡本太郎の真似でもしているように見えますが…。(そういえば、芸人の時に岡本太郎のモノマネをしていましたね)