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  美術鑑賞 


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  美術鑑賞 2000年 ・ 平成12年
鑑賞日:2000年 2月12日
会 場:東京国際フォーラム

記念すべきサロン・ド・ショコラの第1回開催です。過去にこのようなチョコレートに特化した大規模なイベントはなく、チョコレート好きの私にとってはパラダイスでした。

チョコレートを多角度から紹介する、まさしく”チョコレートの祭典”。現在の伊勢丹主催のイベントとは違います。チョコレートの紹介・販売はもちろん、ショコラティエの実演やチョコレートの歴史紹介、セミナーなどがあり、チョコレートを楽しみながら学ぶ場でした。

サロン・ド・ショコラ TOKYO サロン・ド・ショコラ TOKYO

会場に足を踏み入れるとチョコレートの甘い匂い。ここでワタクシ、一気にテンションMAXに! チョコの試食と買い物を中心に各ブースを見て歩きました。

半券を見ても分かる通り、会場内に入るには入場料がかかりました。大人1,200円ですが、値段にしたらそれ以上になる試食をいただきました。

半券の裏面には交通アクセスが掲載されていますが、羽田空港や成田空港からのアクセスも載っています。国際的な見本市の意味もあったのだと思います。ちなみに主催は日本のイベント会社ですが、後援がすごい! フランス大使館、スイス大使館、オーストリア大使館、ベルギー大使館、コートジボワール大使館、ガーナ大使館、コロンビア大使館、エクアドル大使館。そして日本洋菓子工業会、日本フードコーディネーター協会。協賛はエールフランスとチケットぴあです。

サロン・ド・ショコラ TOKYOサロン・ド・ショコラ TOKYOクッキングルームで実演されたパティシエがすごいです。ジャン・ポール・エヴァン、ピエール・エルメ、日本代表は当時ルショワにいた川口行彦さん、そして大御所ブールミッシュの吉田菊次郎さん。その他、二葉製菓学校、服部栄養専門学校、ヴァローナ、フォション専属の講師など。私は遠目に見ただけなので、どなたが実演されていたのかわかりません・・・。

セミナールームもすごいです。ヴァローナによるチョコレートのテイスティング、斎藤美穂さんによるフレンチショコラの魅力、マリアージュ・フレールによるチョコレートと紅茶、そして、13日には「チョコレートを1.2トン食べました」の著書でチョコレート好きにはおなじみの森部一雄先生の講義があったようです!!(これは聞きたかったな〜)

2月11日の初日にはチョコレートドレスのファッションショーをやっていたようです。確か、初日は一般公開していなかったような記憶がうっすらあります。私が行った日は2月12日です。

鑑賞日:2000年 3/14〜6/18
会 場:BUNKAMURA ザ・ミュージアム

ピカソ・こどもの世界展半券表ピカソ・こどもの世界展半券裏


ピカソの作品展なのですが、なぜか全く覚えていません。勿体無い!

ピカソが描いた子供の作品に特化しています。「やっと子供のような絵を描けるようになった」という有名な言葉があることからわかるように、ピカソにとって自分の子供の存在は衝撃的だったのでしょうね。

チケットの裏面には後援の日本ユニセフ協会の広告があります。

本展のフライヤーは2パターン持っていて、裏面が少し違います。私のコレクションのフライヤーで、同じ展覧会で複数のフライヤーが存在するのはこの作品展からです。その後、告知的なフライヤーを出す展覧会も増えてきました。最高は『ハプスブルク展』の4種類です。
ピカソ・こどもの世界展フライヤーピカソ・こどもの世界展フライヤーピカソ・こどもの世界展フライヤーピカソ・こどもの世界展フライヤー

鑑賞日:2000年 7/1〜7/30
会 場:伊勢丹美術館

いわさきひちろが見たくて行ったのですがエリック・カールもあってちょっと得した気分でした。
ちひろ美術館が所有する、たくさんの絵本画家たちの絵が展示されていました。
ちひろと世界の絵本画家たち半券 ちひろと世界の絵本画家たちフライヤー ちひろと世界の絵本画家たちフライヤー

いわさきちひろのふんわりした子供の絵がとてもかわいい。特に瞳がいい。子供へ向ける眼差しが優しいからこそ見える表情、描ける絵です。

エリック・カールは色使いがカラフルでとても綺麗。紙を貼り合わせているので、エッジがシャープです。子供が小さいうちは、はっきりした色を見せるのがいいという事ですが、そんな点でもやはりエリック・カールは優れた絵本作家なのだと思います。

2019年にちひろ美術館を、2017年には『エリック・カール展』を鑑賞しています。

鑑賞日:2000年 8/23〜9/10
会 場:小田急美術館

人形の姿をした人間。そんな作品達でした。
 四谷シモン展チラシ 四谷シモン展フライヤー 四谷シモン展フライヤー

会場内に足を踏み入れるとただならぬ雰囲気。とても人形とは思えない作品達に「何しに来たの?」とでも言われてるよう。私が見ているのではなく、彼らに見られているようでした。

隙あらば、動き出しそうな人形たち。”生きている”というよりも、”息を潜めている”ような怪しさが漂います。そう思うのは意志があるかのような瞳のせいかもしれないし、隠されることのない性器から生々しさが伝わるのかもしれません。