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  美術鑑賞 


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  美術鑑賞 1991年 ・ 平成3年
鑑賞日:1991年 1月 6日
会 場:ギャラリー・ビア・エイト

バーニーズ・ニューヨーク新宿店のギャラリー、ギャラリー・ビア・エイト。ハーブ・リッツは当時ファッション雑誌などでかなり人気のあったフォトグラファーでした。被写体は大物スターが多かったですね。

 【当時の鑑賞日記】

まぁまぁ面白かったよ。でもボブ・カルロス・クラークの方が好きだな。

『ボブ・カルロス・クラーク』の写真展はかなり印象的だったけど、そんなに感動した様ではなかったけどな…。

鑑賞日:1991年 1月 6日
会 場:セゾン美術館

フランク・ロイド・ライト回顧展フライヤー 当時の私はフランク・ロイド・ライトに全く興味がなかったようです。というか、知らなかったと思います。本展で知ったのでしょう。ん〜、もったいない。今、同じ展覧会を見たいです。

 【当時の鑑賞日記】

面白くなかった。設計図を見たって何もわからない。模型の建築物を見ても面白みがない。ガウディにあこがれている私には、ただの線だけのこの人の建築物はあまり興味がなかった。

あ〜、もったいない。フランク・ロイド・ライトにもアントニオ・ガウディにもすばらしい美があるのに!

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ちなみに…。本展から29年経ったある日、帝国ホテルで…。

帝国ホテルロビー帝国ホテルロビー日比谷に建つ帝国ホテル、現ホテルは3代目ですが、昭和42年に取り壊されたという2代目のホテルの設計士がフランク・ロイド・ライトでした。現在の帝国ホテルタワーのあたりにあったそうです。

帝国ホテルポストカードホテルのロビーにはライト館の飾り柱の一部が展示されていました。
二階にあるオールドインペリアルバーは当時のライト館の面影をそのまま残しているそうです。

そして、ちょっと嬉しい事に、フランク・ロイド・ライトのお話をさせていただいたホテルスタッフの方にポストカードをいただきました。

中央のポストカードがライト館の全景。左は開業当時の帝国ホテル。右が現在の帝国ホテルです。

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ちなみに…。ライトが設計した自由学園明日館に入ったこともあります。自由学園を創設した羽仁吉一、とも子夫妻がライトに依頼、1921年から1925年にかけて、ライトの弟子遠藤新も加わり完成しました。入口が狭い印象がありましたが、シンメトリーで美しい建物でした。重要文化財です。

鑑賞日:1991年 1月10日
会 場:原宿キーウエストスタジオ

マーク・コスタビ展フライヤー アートコレクションハウスの展示即売会。
当時、コスタビの丸みのある人間が面白いと思っていました。

 【当時の鑑賞日記】

マーク・コスタビの作品を見て思ったことは「この人は優しい人だな」ってこと。男と女(のっぺらぼうだけど、女は胸がある)が地球の苗を植えてるのを見てそう思った。それにキスしている作品とか、頭のとがった人間の影の頭はまるいとか(1、2年前の西武の宣伝)ちょっと前に文春で「俺の絵を買う奴なんてバカだ」なんて記事を読んでたから、もっとごっつい感じかと思ったのに、なんかすごく好きになったよ。

当時の鑑賞日記を読むと、コスタビの絵は西武百貨店の広告になっていたようですね。その記憶は全くありません。

鑑賞日:1991年 1月15日
会 場:シブヤ西武シードホール

横尾忠則展フライヤー横尾忠則展半券

 【当時の鑑賞日記】

やっぱ違うよな。入った途端に空気が違ってるんだよ。昔、岡本太郎が「芸術は爆発だ!」って言ってた。それを受けてビートたけしが「芸術が爆発だったら、危なくて美術館なんか行けない」って言ってたんだ。まさにそれ。作品一つ一つから光線が出てるって感じでさ、危ないくらいPOWERFULなんだ。

私はやっぱグラフィック的なものより、1987年、西武美術館からの流れの作品が好きだ。 今回の目玉はやっぱチケットにも印刷されている絵のシリーズ3作。バスルームのカーテンから冷ややかに覗いているのは私たちだと思う。覗いているものは歴史に存在した欲望だとか気まぐれのように思われる。しかし、チケットに印刷されているものはよく理解できなかった。(略)

あ、それから、ピカビアその愛と誠実シリーズ。まぁ内容は性生活の描写と思われるが、そのだんなさんの顔、私が求めていた横尾はこれです。(略)久々に帰っちゃうのがもったいないような展覧会だった。

鑑賞日:1991年 1月17日
会 場:小田急アートコレクションギャラリー

RON WOOD展はがき
ロニーの作品の展示即売会。

前年の伊勢丹での『ロニー・ウッド作品展 DRAWING AND PRINTS』(画廊系)ではなく、文祥堂イベントホールの『ROLLING STONES '91展』(アートコレクションハウス系)の流れです。(ポストカードに使われている絵も同じですね。)

 【当時の鑑賞日記】

あんまり数なかった。おなじみの絵ばかりだった。

ロニーの作品を初めて見た頃は、コマーシャル的ではないピュアな絵に面白みを感じていたようですが、何度も観るうち見慣れてきたのか、感動することもなくなっていきました。アートコレクションハウスの絵を見る隙も与えない販売方法にゲンナリしていたからかもしれませんが。(それでも見に行ってしまう私)

鑑賞日:1991年 1月20日
会 場:BUNKAMURA ザ・ミュージアム

エルミタージュ美術館展フライヤー


 【当時の鑑賞日記】

ロシアの女帝エカテリーナって人のコレクションだそうだ。

何が良かったって、版画。今までただ細い線だけの絵しか見てこなかったから、イギリスの版画の立体感の出し方が素晴らしかったし、びっくりした。顔の凹凸なんかがうまく出てるの。観に行ってよかった。


それなりに感動したようですが本展は全く覚えていません。


鑑賞日:1991年 1月20日
会 場:小田急グランドギャラリー

どなたかに招待券をいただいたと思います。蕗谷虹児さんのお名前も何も知らないままに鑑賞しました。
 蕗谷虹児展フライヤー 蕗谷虹児展フライヤー 蕗谷虹児展半券

 【当時の鑑賞日記】

竹久夢二みたいな作品だった。すごくロマンチックな人だったんだと思うよ。小学館とか講談社の低学年用の絵本の絵、シンデレラとか人魚姫とか孫悟空とかかぐや姫とかアラビアンナイトとか、そーゆーのがたくさんあった。

昔を懐かしんでか、おじいさん、おばあさんが多かった。

数年前にフライヤーに使われた花嫁の図柄の切手が発売になった時には、なつかしさと可愛らしさに惹かれ、1シート買ってしまいました。

鑑賞日:1991年 1月20日
会 場:スタジオアルタ

ロン・ウッド展フライヤー アートコレクションハウスの展示即売会。

 【当時の鑑賞日記】

おなじみの絵と新作1点。『ベガーズバンケット』という題のこの絵は、キースらしき人、ミックらしき人、チャーリーらしき人がテーブルを囲んで大騒ぎしているというもの。今日もビシバシ売れてた。

アルタの入り口に越谷政義さんと池田佑司さんがいて、DJっぽくしゃべってた。

鑑賞日:1991年 2月 1日
会 場:檜画廊

中原きりえ展はがき


 【当時の鑑賞日記】

切り絵と貼り絵がまざっていた。(略)

作家は80くらいのおばあちゃんだった。私もこんなスーパーばあちゃんになるんだ!

お若い頃から創作活動をされているのか、齢を重ねてからの趣味が花開いたのか、私にはわかりませんが、意欲的に作品を作り続ける姿に感動したようです。

当時はこの作家をスーパーばあちゃんと評していますが、2020年現在の私のスーパーばあちゃんは、自虐的なセルフポートレートやクリエイティブな作品を作り続ける西本喜美子さんと、八十二歳で雛壇のゲームアプリを作った若宮正子さんですね。

鑑賞日:1991年 2月 2日
会 場:渋谷パルコ EXPOSURE

 【当時の鑑賞日記】

なんかインドっぽい変な写真。でも、どこの国でも女はきれいだなって思った。

当時はよく見たような気がします。パルコの広告にでも使われてたのかな? 最近は見ないなぁ。

鑑賞日:1991年 2月 5日
会 場:ハナエ・モリ ビル オープンギャラリー

 【当時の鑑賞日記】

1つの形のお人形のちょこっとペインティングが違うだけのものが10以上並んでいただけ。つまんなかったよ。あの人のデビューのものを見ているだけに、つまんなかった。

うろ覚えですが『JACA'87 日本イラストレーション展』で大賞(?)を受賞されていたと思います。

鑑賞日:1991年 2月 8日
会 場:フタバ画廊

 【当時の鑑賞日記】

アーティストの顔を描いたものと旗シリーズだった。顔よりも旗シリーズの方が楽しめた。

歌舞伎の3色を周りに使って、中に星が3つの『FLAG I』なんか、地味だけど面白かったし、『FLAG R』はRの文字が4つダンスしてんだ。ユニオンジャックをもじったのとか、ソ連っぽいのとかね。色の使い方はどの絵もすごくきれいだった。

鑑賞日:1991年 2月23日
会 場:東京都庭園美術館

ティファニー展半券

 【当時の鑑賞日記】

すごーーーーーーくステキだった。

入口を入ってすぐのところにおいてあったチューリップのスタンドが一番きれいでよかったな。それから、花瓶で5分の3くらいまでがガラスで、その中に金魚が泳いでるっていうのがおもしろかった。

すべての作品を通して言えることは、実用品であるということは考えてないなってこと。”芸術”として”作品”を作っている感じだった。

行ってよかった。おもしろかった。ステンドグラスなら私にもできそうって思った。

なにをもって私にもできそうなのか、全く理解不能ではありますが、作品の美しさに魅了されて、感動したのは間違いないです。

鑑賞日:1991年 2月23日
会 場:スタジオアルタ

アートコレクションハウスの展示即売会。

 【当時の鑑賞日記】

なんと、あの、アートコレクションギャラリーからお知らせが来て、そんでもって行ってきたんだ。テレホンカードもらっちゃった。こんなにサービスよくていいの?

「ああ、この人は人間が好きだなー」って思ったね。一番印象深いのは『キャッシュダンス』ってやつ。レジスターのまわりで4、5人の人がお金を持って大喜びしてダンスしてるの。もう一つ、すごくよかったのが『ファクトリー』ってやつで、工場をかかえている人間が、聴診器で工場の音(様子)をうかがってるの。うん、やっぱこの人は素敵だ。

鑑賞日:1991年 3月 2日
会 場:セゾン美術館

安井賞展フライヤー安井賞展フライヤー


 【当時の鑑賞日記】

なかなか面白かった。

安徳瑛って人の絵で、窓が緑色に塗りつぶされているのがあったんだけど、まわりの色の使い方で、それが光って見えたのが印象的だった。

この年の安井賞は全く覚えていません。


鑑賞日:1991年 3月 2日
会 場:セゾン美術館

ベルリン国立美術館展フライヤーベルリン国立美術館展フライヤー
当時の鑑賞日記を見ると、彫刻にあまり興味がなかったようで、あっさりした感想になっています。


 【当時の鑑賞日記】

彫刻ばっかで面白くなかった。


本展の記憶も全くありません。セゾン美術館で『安井賞展』と同時開催だったようです。(関連性は全くありませんね)

鑑賞日:1991年 3月
会 場:東京セントラル美術館

行動美術TOKYO'91展
本展も全く覚えていません。

当時の鑑賞日記も残っていませんし、鑑賞日の記録もありません。



鑑賞日:1991年 3月30日
会 場:文祥堂イベントホール

ロン・ウッド展はがき アートコレクションハウスの展示即売会。

 【当時の鑑賞日記】

ロニーの他、ウォーホルのmickなんかがあったんだけど、やっぱすごいと思ったね。「ばかやろう!これを見ろ!」みたいな迫力があるんだよね。ウォーホルのあとにロニーを見ると、やっぱ貧弱。

鑑賞日:1991年 4月 6日
会 場:原宿キーウエストスタジオ

アイベン・ロール展 アートコレクションハウスの展示即売会。

 【当時の鑑賞日記】

なんか、みょーな絵。日本的というか・・・。

『眠れる森の美女』のバックをやった人なんだって。今度ビデオでチェックしてみよう。

鑑賞日:1991年 4月13日
会 場:スタジオアルタ

マーク・コスタビ展はがき アートコレクションハウスの展示即売会。

 【当時の鑑賞日記】

コスタビの絵はコスタビを含む4人による協同作業だということを聞いて、すんげーーーーーびっくりした。そう言われると、確かにサインの仕方も違うように思える。なんかショックというか、がっかりというか・・・・。ディズニーみたいにしたいんだそうだ。マーク君は。でもやっぱりコスタビの作品はいい!好きだ!

コスタビの絵は無機質なようで暖かなようで、面白いなぁと思っていました。複数の人が描いたものを一人のサインで発表してしまうのは、ちょっと違うような気もするし、新しい形のような気もするし…。”マーク・コスタビ”は個人名ではなくユニット名だと思えば問題ないかもしれませんが。

鑑賞日:1991年 4月16日
会 場:吉祥寺パルコギャラリー

ストーンズ展フライヤー
左のフライヤーのコピーライト「国民的不良」って…。
これ、かっこいいコピーなのかな? STONESを表してる?

同年、渋谷で開催された時のチラシと同じです。


 【当時の鑑賞日記】

Ronnieの作品と、有賀幹夫氏の写真と、越谷政義先生の秘蔵コレクションを、フラッシュポイントかけまくりの中、展示するというものだった。

これもメインは一連のアートコレクションハウスの展示即売会です。

鑑賞日:1991年 5月 4日
会 場:弥生美術館・竹久夢二美術館

弥生美術館・竹久夢二美術館弥生美術館・竹久夢二美術館 本郷にある美術館。とっても素敵な美術館です。

 【当時の鑑賞日記】

弥生美術館へ竹久夢二展を観に行くということだったんだけど、どうやらこの2つ、くっついてるみたいよ。初めていったんだけど、普通のお宅なのよ。それを美術館にしたってやつ。入り口でスリッパに履き替えるんだ。すごい。

弥生美術館の方は挿絵の特集。大正から昭和初期のもの。はじめの方は錦絵みたいな流れなの。それが少しずつ洋画っぽくなって、今のイラストっぽくなってるんだな。どれも少女漫画っぽい顔してんの。「これが少女漫画のはしりなんだろうな。ここから少女漫画へ流れるんだな」って思ったね。まぁ、目の中に星は入ってなかったけど。目は切れ長の、日本人目じゃないもん。切れ長の外人目なんだもん。

竹久夢二美術館の方は、はっきり言ってびっくりした。女の人の顔が冷たいんだよね。みんな。でもこの人の作品は他の作家とは画風(というんだろうか・・・)が違っててやわらかいという感じをうけた。

竹久夢二美術館の館長さんが、車いすの人に一作品一作品、丁寧に説明していた。人のよさそうなおじさんだった。Mちゃんの話によると、車いすの人は夢二さんの息子さんだということだ。

日記に書かれたように車いすの方が夢二さんの息子さんだったのか、真偽のほどは不明です。

鑑賞日:1991年 5月11日
会 場:大丸ミュージアム

エコールドパリの4人展半券 マリー・ローランサンのふんわりした絵に衝撃を受けた展覧会。パスキン、藤田、コクトーの作品はほとんど覚えていません。

 【当時の鑑賞日記】

マリー・ローランサンがこんなにステキだとは思わなかった。クリムトやミュシャなんかにはない”かわいい女たち”ばっかり!

パスキンって人は別になんともなかった。

フジタも別になんてことなかったけど、やっぱ日本人的で、指の形が浮世絵っぽかったりする。

コクトーはやっぱ「画家ではないな」という感じ。でも、なんていうのかな、素朴というか「これでどうだ!」という力がないから、かえってふくらむ絵ってかんじがする。詩は2/3以上語るなというそうだ。楽しんでるって感じがRON WOODに通じるものがあると思う。

エコール・ド・パリというのは直訳すると、パリ派だそうだ。とにかくローランサンがすごくステキで、観に行ってほんとうによかった。

あー、無知は恐ろしい。別になんてことなかったと書いている藤田の作品を、2018年に東京都美術館で開催された『藤田嗣治展』で鑑賞しています。ここでは心に響く作品もあったようです。

鑑賞日:1991年 5月26日
会 場:原宿キーウエストスタジオ

アンディ&ロニーのはがき
アートコレクションハウスの展示即売会。

 【当時の鑑賞日記】

Ronnieの新作を観に行ったんだけど大したことはなかった。ボブ・ディランとジム・モリソンが加わっただけ。

ロニーの展示は既存の作品に新作2作品を加えたもの。それでは弱いと思ったのか、ウォーホルも一緒に展示したのでしょうね。

詳しいことはわかりませんが…。
この頃ロニーは商業用として絵を描かされていたんじゃないかな。楽しんで描いている画風からちょっと変わってきたような印象を持ち始めました。

鑑賞日:1991年 6月10日
会 場:セゾン美術館

どんな展示物だったか全く覚えていません。チケットの半券も図録も残っていません。

 【当時の鑑賞日記】

はっきり言ってつまんなかった。ポップアート調と絵画調があったんだけど、どっちもいまいち。やっぱウォーホルやリキテンシュタインなどの有名な人はキラッと光ものがあるよね。

鑑賞日:1991年 6月16日
会 場:渋谷東急百貨店本店7階特設会場

 三岸節子展半券 三岸節子展フライヤー 三岸節子展フライヤー

 【当時の鑑賞日記】

日本初の女流画家だそうだ。ものすごく力強かったが、理解の難しいものばかりだった。わたしはもっとわかりやすいのがいい。

半券やフライヤーを見ても本当に美しい。これも、もう一度見たいと思う展覧会の一つです。

鑑賞日:1991年 7月 7日
会 場:東京都庭園美術館

 カッサンドル展フライヤー カッサンドル展フライヤー

カッサンドル展半券


 【当時の鑑賞日記】

すっごくよかった!とにかくポスターの基本中の基本という感じよ。同じ図案でレタリングだけが違ってるポスターなんかがあって、「ウォーホルも影響されたな」って思ったね。絶対に影響受けてるはず。

カッサンドルを初めて見たのは美術の教科書だったと思います。ワインを飲む紳士の時間の経過を3段階に表現した『デュポネ』の絵でした。絵のデザインも素敵だし、レタリングもポスターの中に効果的に入っていて、ポスターとして完成された美があると当時から思っていました。

昔、部屋に『アトランティック』のポストカードを随分と長く飾っていました。絵もレタリングも色使いもとても素敵です。また、カッサンドルは『HARPER'S BAZZAR』の表紙も描いています。

鑑賞日:1991年 7月 8日
会 場:原宿キーウエストスタジオ

ロン・ウッド展フライヤー
アートコレクションハウスの展示即売会。

当時の鑑賞日記は残っていません。

会期中の土日は日替わりでトークライブショーがあったようです。出演者は鮎川誠、みうらじゅん、池田祐司、鮫島秀樹。客寄せはバッチリでしたね。ちなみに私が鑑賞した日はウィークデーだったようです。

鑑賞日:1991年 7月13日
会 場:ギャラリー・ビア・エイト

ヘルムート・ニュートンは後にかなり注目していたファッションフォトグラファーなのですが、この時はまだ名前も知らず、しかもこの展覧会で感銘を受けたわけでもなかったようです。

 【当時の鑑賞日記】

思ってたほど面白くなかった。ファッション雑誌の写真の第一人者みたいよ。ま、かっこいいけどエロティックだわな。

鑑賞日:1991年 7月20日
会 場:東京都写真美術館

現代女性セルフ・ポートレイト展半券現代女性セルフ・ポートレイト展フライヤー

この作品展は大きな衝撃を受けたことをはっきりと覚えています。当時の鑑賞日記では相変わらずの上から目線ですが、自分の持つ先入観や概念を変えられたような、新しい切り口を見せてもらったような衝撃でした。

 【当時の鑑賞日記】

セルフポートレートっていうのは鏡に自分を写した時の姿という先入観があったので、この展覧会はびっくりした。足の裏だけの写真とか、顔を隠した写真とかでね。それに、写真の周りの枠をレースで作ってたりっていうのもポップアートっぽくってかっこよかったしね。

私はこの世の中で一番美しい形体は人間の女だと信じて疑わないんだけど、彼女らも、自分が美しいっていうことに気付いたんだなって思ったね。私も自分を撮ってみたいと思っちゃったよ!

当時の写真美術館は現在地よりももっと広尾に近かったような気がします。建物はプレハブのような簡単な造りで、驚いた記憶もあります。

鑑賞日:1991年 7月21日
会 場:東京セントラル絵画館

こちら、全く覚えていません。

鑑賞日:1991年 7月21日
会 場:ギャラリーロイヤルギンザ

遙絃会展リーフレット遙絃会展リーフレット
こちらも、全く覚えていません。

出品者は6名だったようです。リーフレットに各々1作品が掲載されています。とても綺麗な作品ばかりです。


鑑賞日:1991年 7月24日
会 場:O美術館

東京きりえ美術チラシ


 【当時の鑑賞日記】

きりえってお年寄りの世界だなって思った。ポップな作品はあまりないし、あっても浮いちゃうしね。


鑑賞日記に書かれていることは当時の感想なので、今現在もそれに当てはまるのかはわかりません。






鑑賞日:1991年 8月11日
会 場:大丸ミュージアム

ブカレスト国立美術館所蔵絵画展半券

 

 【当時の鑑賞日記】

時間がなくて走って見たのが残念だったね。特別かっこいいものはなかったな。


時間がなかったようですが、もったいないですね。そんな見方をしてはいけませんね。

ルーマニア革命の炎をくぐり抜けた名画、73点の展示だったようです。


鑑賞日:1991年 8月17日
会 場:ギャラリー中島

三人展はがき

 

 【当時の鑑賞日記】

Nさんが出品しているから行ったんだけど、ちょっと画風が変わってた。

前年に見た『 夏茜』に出品されていた友人の友人のグループ展です。

鑑賞日:1991年 8月17日
会 場:セゾン美術館

グッケンハイム美術館名品展フライヤー

螺旋の回廊という特殊な作りの美術館。フランク・ロイド・ライトの設計です。建物がすでに美術品ですね。

 【当時の鑑賞日記】

ニューヨークへ行った時、時間がなくて見れなかったグッケンハイム。だから結構楽しみにしてたんだけど、いまいちだったなぁ。カンディンスキーが多かったなぁ。いまいち好きじゃないのよね。

ニューヨークのグッケンハイム美術館行った際、確か閉館10分前かなんかで入れなかったのです。

1987年に東京国立近代美術館で『カンディンスキー展』を見ていますが、当時も感動した様子がないです。(カンディンスキーはよくわからないので…)

鑑賞日:1991年 8月24日
会 場:六本木WAVE GALLERY STEP

三代川真也展三代川真也展

 

 【当時の鑑賞日記】

銀座の時より面白かった。コルクみたいのを使ってみたり、プラスティック板みたいのを使ってみたりね。みんな15万円で売ってた・・。

アーティストの顔ばっかだったのが残念。前回の旗シリーズみたいなものがほしかったよね。


銀座の時とは、同年2月に鑑賞した『三代川真也 個展』です。


鑑賞日:1991年 8月31日
会 場:檜画廊

あいうえほん展酒井公子イラストレーションはがき


 【当時の鑑賞日記】

通りがかって、かわいかったので思わず入っちゃった。

なーーーーんか久しぶりにほのぼのした気持ちになってしまった。絵本の世界ってのんびり、ほのぼの、ほわほわしてていいよね。


左画像は画廊内においてあったポストカード。どんどんインスピレーションがわいてきていると書かれていました。素敵です!





鑑賞日:1991年 9月 6日
会 場:BUNKAMURA ザ・ミュージアム

ミレー展半券


 【当時の鑑賞日記】

すっごい久々のミレーです。ああ思い出す、日本橋高島屋のアメ横さわぎ・・・。

やっぱ人はいっぱいいました。私は農作業に全く興味がないのでいいなぁと思う作品は多くはなかったんだけど、人の姿を描き出すって点で素敵だと思った。

ミレー展フライヤーミレー展フライヤー

それからこの人は油だけでなくてパステルでも描いてるの。そのパステル画も、油みたいに濃厚なタッチのものと、ペーター佐藤みたいなイラストっぽいのとにわけて描いているの。何でもできるんだなーって思った。

あと嬉しかったのは、私が知るミレーの作品の中で最も好きな「農婦と子供」の本物が見られたこと。ほんわかしててステキなんだ!

しかしこのミュージアムはいつも当たる。いつも人が多い。

日本橋高島屋のアメ横さわぎっていうのは、1984年に見た『ミレー展』のことです。

鑑賞日:1991年 9月14日
会 場:伊勢丹美術館

POP MUSES、ポップアートの2大巨匠が描いた「女たち」

  リキテンスタイン&ウォーホル展半券  リキテンスタイン&ウォーホル展フライヤー  リキテンスタイン&ウォーホル展フライヤー


 【当時の鑑賞日記】

ウォーホルについては、見たことのあるものばかりだったのでイマイチだった。(半分がモンロー)

リキテンスタインにしても、まぁこっちは見たことのない方が多かったんだけど、パッとした作品がなかった。結構期待してたから残念。

鑑賞日:1991年 9月28日
会 場:渋谷パルコPART 1 SPACE 5

ローリングストーンズ展フライヤー

アートコレクションハウスの展示即売会。Ronnie本人が来場するため、大変な人出でした。会場入りは整理券を配布していたと思います。

越谷政義氏がホスト役で、Ronnieをもちあげながら雰囲気作りをしていました。

 【当時の鑑賞日記】

RONNIE先生が来るから行ったのさっ。
ま、近かったけど、Boとのコンサートの時の方が近かった。

「フィラデルフィア'81」っていうのはいい感じだなって思ったけど「STONES IN SEPIA」ってのはひどい。これ、写真を撮影した人に訴えられないのかなって心配しちゃうよ。この作品に限ったわけではないけどね。

このフライヤーは同年、吉祥寺パルコギャラリーで開催されたものと同じです。

鑑賞日:1991年 9月28日
会 場:新宿 Lタワー グリーンホール

ロン・ウッド来日記念展価格表
アートコレクションハウスの展示即売会。

渋谷パルコの『WHEELS ARE ROLLIN' ローリングストーンズ展』鑑賞後に見に行ったようです。ポストカードがもらえるということで行ったようです。ロニー本人は来なかったので混雑はなかったです。

左はロニーの作品一覧。価格表も挟まっていました。なかなかのいいお値段です。ローンも利用できます。

ロニーの作品を買うと、ロニー来日記念パーティに参加できるということで、飛ぶように売れていました。(スタッフ同士が目を合わせ、小さくガッツポーズしている姿も見ました)

残念ながら…、私は買えませんでした。

鑑賞日:1991年10月18日
会 場:三越美術館

ダリ展半券
新宿三越の8階だったか9階にあった美術館。このダリ展がこけら落としでした。現在は三越新宿店閉館とともになくなりました。

 【当時の鑑賞日記】

人が多くて頭来たけど、ダリはすごかった。

本の挿絵みたいなイラスト的な絵も山の様にあったのには驚いた。多才だなって思った。生きてるうちにあれだけいろんないろんなものができたっていうのは幸せだったよね。


ダリはいつの時代にも大変な人気があり、展覧会は大混雑しますね。人が多くて頭来たと書いていますが、感動した絵がいくつもあったことをよく憶えています。



鑑賞日:1991年11月 3日
会 場:セゾン美術館

芸術と広告フライヤー芸術と広告フライヤー
あまり内容を覚えていないのですが、広告の歴史といった展覧会だったのでしょう。西武百貨店も広告に大変な力を入れる企業だったので、広告の歴史を伝えるとともに自社の広告にかける取り組みのPRだったかもしれません。

 【当時の鑑賞日記】

”商品広告だから商品をわかりやすく説明している”というものはほとんどなかった。今でいう”イメージの広告”みたいなものがほとんどだった。

POP ARTになって今の広告らしくなってきた。日本の広告の方が興味深かった。みんな美人画からスタートしてるの。そういう意味では、当時、竹久夢二は人気が高かったんだろうなって思うね。当時から資生堂とか寿屋洋酒店(←サントリーなんだけど)森永製菓は広告に力を入れてるね。赤玉ポートワインの本物のポスターを見ちゃった。そう、驚いたのが、資生堂のロゴは100年近く前にもうできていたんだ。すげー!

ミュシャはきれいだった。

鑑賞日:1991年11月26日
会 場:紀伊国屋画廊

山口実展はがき

 【当時の鑑賞日記】

「あれ?ちょっと変わったかな?」と思わせる色使いのものがあった。明るい色を使ったのがあった。でもやっぱりカッコイイ!

一つ気付いたことは、大きいキャンバスだから広い風景とは限らないこと。静物じたいが拡大していることもあるってこと。

天才は次から次へとイメージが湧いて出てくるんだろうな。

鑑賞日:1991年11月27日
会 場:東京都美術館

本展は覚えていません。