54 フィフティ★フォー
54
ニュージャージーに住むシェーン(ライアン・フィリップ)はニューヨークにあるディスコ、スタジオ54に憧れていた。アート、ミュージック、ファッション界のセンスのいい人しか入れないスタジオ54。入り口ではオーナーのスティーブ・ルベル(マイク・マイヤーズ)が毎夜招待状を持たない入場者を選別していた。ルベルは入り口に群がる人々の中からハンサムなシェーンを見つけ、入場を許可する。そこでシェーンは雑務の職を得る。
鑑賞日:1999年 6月 |
映画館:恵比寿ガーデンシネマ |
私は予々、タイムマシンがあったら行ってみたい場所は60年代のロンドンと70年代のニューヨークと言ってきました。70年代のニューヨーク、もっと限定すると、スタジオ54を見てみたい。そんなスタジオ54を題材にした本作はその様子が窺え、ちょっと面白かったです。
閉塞的な環境に身を置く青年が煌びやかな世界に憧れてニューヨークのスタジオ54を目指し、紆余曲折の末に離れてゆきます。似たような境遇ではヴィスコンティ監督の『ベリッシマ』を思い出しますが、こちらはセックス&ドラッグがつきまとうダークな世界です。
70年代のロックやファッションが好きな人なら必ず耳にするだろうスタジオ54。毎夜繰り広げられるどんちゃん騒ぎは伝説です。(スタジオ54はアントニオ・ロペスのパーティがヒントになっているということです)
ディスコ内の雰囲気は書物で読んだりパーティフォトでしか知らないのですが、本作で表現されていた映像でさらに想像力を掻き立てられました。作り物(映画)とはいえ本当にクレージーですね。
作品内でスティーブ・ルベルを演じたマイク・マイヤーズが雰囲気がとってもよく似ていて驚きました。実在の人物に似せた人たちもいて面白い! 当時を紹介する本物のパーティフォトや動画の中にはミック・ジャガーやジェリーホールも見られます。伝説の白馬に跨るビアンカ・ジャガーも見られます。
セックス&ドラッグが切り離せずとても健康的とは言えないスタジオ54。これだけ業界人に重宝されたのはルベルの話題作りが上手だった事もあるでしょうが、一般大衆とは相容れないパーティピープルの居場所を作ったということでしょう。お忍びで王室の方々も出入りがあったというのが本当ならマリー・アントワネットがフェルゼンと出会った仮面舞踏会を彷彿させますね。