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  《 STORY 》
人々をしあわせにする一角獣のユニコ。しかし神様はユニコの存在が人間を堕落させると思い、”忘却の岡のはて”にユニコを捨てるように西風の精に命令する。ユニコを気の毒に思った西風の精は、”忘却の岡のはて”の途中の”地の果ての国”にユニコを置いてくる。そこでユニコは悪魔の子供、悪魔くんと出会う。ユニコは悪魔くんと友達になり楽しく暮らしていたが、神様にユニコの居場所がわかってしまう。夜風の精がユニコをさらう前に、西風の精は再びユニコを連れ出す。
鑑賞日:1981年 3月29日
映画館:池袋日勝地下

手塚治虫の作品。
ユニコパンフレットユニコフライヤー表ユニコフライヤー裏

 【当時の鑑賞日記】
絵がきれいだったね。とってもきれいだった。話もわりかし面白かったし、まだ続きそうな感じがする。またやったら見に行く。

ユニコパンフレット裏ユニコーンの子供、ユニコは人々を幸せにする力を持つために神に疎まれます。人々に愛されながらも一場所にとどまる事なく、永遠に旅をし続けなければならない過酷な運命のユニコ。しかしユニコは寂しさを感じながらも不幸ではないはず。なぜなら、きっと人々はユニコを忘れないから。

本作品はサンリオの制作で、同時上映が『キティとミミィのあたらしいかさ』です。この作品の記憶は全くありません。

右はパンフレットの裏面です。パンフレット内の写真を見ると、人形を使ったアニメだったようです。ちゃんと口もついています!(昔、テレビ東京で放送されていたアニメのキティちゃんにも口がついていました)

現在のサンリオのキティちゃんは世界中で愛されるキャラクターに成長し、他業種とのコラボも多いスーパースターですが、当時は幼い子供向けのマスコットだったのでしょうね。当時から世界進出の野望はあったのでしょうか?

  《 STORY 》
西風の精により小さな村に運ばれたユニコ。森のはずれでは魔法使いククルックの弟子トルビーが笛を吹くと、その美しい笛の音色にひかれ動物達が集まってきていた。しかしそれはククルックの命令で動物を生き人形にするための罠だった。ユニコは生き人形にされてしまった人間や動物たちを救うため、生き人形達が集められているふいご島に向かう。
鑑賞日:1983年 7月26日
映画館:新宿ロマン

ユニコ魔法の島へロードショーですが『キタキツネ物語』との2本立てでした。

 【当時の鑑賞日記】

西風の精の声が違っていた。前回の時は倍賞千恵子だったのに。(略)

ストーリーは結構良かった。悪役ばかりをやらされた人形が捨てられ、陽の光に何百年もあたっていたら動き出すようになったが、自分で動き出すようになってからは悪い事しかしない。悪い事しかしたことがないから、新しく自分の力で動けるようになっても良い事ができない。私の好きなストーリー。(略)

前作では西風の精は倍賞千恵子さんが演じていたのに、キャストが変わっていて不満だったようです。

手塚治虫さんの作品は人間の弱さと強さと優しさがありますね。