鑑賞日:2014年 4月12日 |
映画館:ー |
アニメーションですがミュージカルになっていて、吹き替え声優もうまいなと思いました。絵も綺麗でした。
本作は王子様のキスですべてが解決していた過去のディズニーアニメと違います。王子様(配偶者)に幸せにしてもらうという依存心が薄れつつある時代背景のためでしょう。ヒロインの顔も時代の好みが現れています。
最近のディズニーアニメのヒロインは可愛らしさに重点がおかれているようで、目が顔の半分近くを占める大きさです。シンデレラやオーロラ姫はクラシカルな美しさで女優のような顔をしていましたが、アナやアリエル、ラプンツェルなどはかわいらしいアイドルの顔。クラシカルな女優というより、元気のいい最近のハリウッド女優のような雰囲気です。
ストーリー展開やヒロインの顔など、ディズニーアニメの変化を見たような気がします。ジョン・ラセター指揮の下、ピクサーだけでなくディズニーアニメにも目が離せません。
鑑賞日:2016年 5月5日 |
映画館:ー |
価値観の違う者の共存の難しさや、家族愛を映し出している秀作。子供と一緒に軽い気持ちで娯楽映画を見に行ったつもりが、人間社会の縮図を見せられたようで、結構ガツンときました。
動物達はみな理想と現実のギャップにどうにか折り合いをつけながら生活しています。しかし平和な世界の中でその均衡を崩してまでも自分の野望を押し通す輩が描かれています。動物のキャラクターを使ったアニメーションですが、そのまま現実の人間社会に置き換えることができます。
ピクサー映画と娯楽に特化していたディズニーアニメーションの境界がなくなりつつありますね。ジョン・ラセターの影響かな?
鑑賞日:2015年 2月 1日 |
映画館:ー |
日本人が主人公だとか、舞台はサンフランソウキョウという東京を想像させる架空の都市であるとか、大きなふんわりとしたキャラクターが主人公を守る等、公開前から楽しみな要素がいっぱいでした。
映画のチラシには『あなたの心とカラダを守ります。』というキャッチフレーズと優し気な印象のキャラクター。ほんわかとした作品だろうと勝手に想像していたのですが実際はちょっと違っていて『Mr.インクレディブル』のようなアクション映画でした。映画自体は面白いものですが、この広報の仕方は正解なんだろうか…? 下の画像はチラシ2種類です。アクション映画の要素は見られません。
鑑賞日:2013年 8月11日 |
映画館:ー |
前作『モンスターズインク』以前のエピソード。マイクとサリーの学生時代の話です。
「諦めなければ夢は叶う」とは言いますが、どんな夢にも悲しいかな適性がついて回ります。それをある意味わかっていながらも前向きに進むマイクはとても健気。何事も思うようにはいかない人生の縮図を見せられている様でもあり、子ども向け映画とは言えない完成度の高さを感じました。
最近のアニメは話題作りのためか、声優ではない芸能人を使うことも少なくありません。本シリーズでのマイク役、田中裕二さんはプロの声優さんと変わらないような、キャラクターと一体化した演技を見せてくれています。彼の功績はとても大きいと思います。
マイナス要素を覆してしまうマイク。「諦めなければ夢は叶う」は信じる人にだけ実現するのかも!