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過去の独り言
今年もおつきあいくださいまして、ありがとうございました。来年もお時間の許す限りお付き合いください。
偉大な人を亡くしたと思います。演技指導が厳しかったと聞いています。憎まれても厳しく指導することで、弟子・後輩・生徒を育て上げてきたのでしょう。その厳しさに耐えうる者だけが魅力的な俳優になったのでしょうね。薔薇座出身の俳優を見ればわかります。
「野沢那智なんてまだまだ若手だ」と言っていた若山弦蔵さんも悲しんでおられるでしょう。
指導者だけでなく表現者としても素敵だった野沢那智さん。日本の財産の一つを無くしてしまいましたが、彼が残してくれた作品は彼を知らない世代まで魅了し続けるでしょう。それにしても・・、長寿大国にっぽんで70代で死んじゃうなんて、急ぎすぎだよ!なっちゃん!
ネットで信じられないニュースを発見しました。野沢那智さんの訃報です。山田康雄さん、広川太一郎さんと、洋画を楽しく見せてくれた方々が逝ってしまい、そして野沢那智さんまでも…。
業界に残した功績はとても大きかっただろう事は容易に想像がつくし、野沢さんがどれだけ素敵な演技で私たちを魅了したかなんて事はとてもとても書ききれません。
思春期だった頃の深夜、私はいつもなっちゃんと一緒にいました。お芝居の事、吹替えの事、そして恋愛の事など、彼の言葉を拾い、吸収していった。彼のラジオ番組ではがきが読まれたことが嬉しくてしょうがなかった。
身内を亡くすことはとても辛いことですが、永年ファンだった芸能人を亡くすこともとても辛いものがあります。会ったことすらない人でも、自分の生活に入り込んでいた時間や密度によっては心裂かれるように辛いです。キヨシローが亡くなった時もしばらく立ち直れなかった私。今回も立ち直るのに時間がかかりそうです。
謹んで御冥福をお祈りいたします。
初めて池上さんを見たのはNHKのニュースでした。ニュースの締めに毎日ダジャレを言っていた池上さん。「NHKはアドリブのダジャレはOKなんだ!」と思い、面白がって最後のダジャレの時間に合わせてニュースを見ることもありました。
「週刊こどもニュース」が話題になっていた頃には私はおばさんになっていたので数回しか見ていません。でも「むずかしいニュースをわかりやすく解説してくれる」という点では、当時私がお気に入りだった筑紫哲也さんを上回ります。こどもを対象にした番組なので当然ですね。でもこれ、子どもだけでなく私のような無学の人間にとってもいい番組でした。
最近の池上さんの活躍は飛ぶ鳥を落とす勢いです。NHKを退社されて数年たっていると思いますが、今年に入ってからの民放への出演が大変多く、また書店では著書が平積みになっています。
そして私は池上さんのテレビを見たり著書を読んだりしています。頭のいい人や一芸に秀でた人の存在が、私のような凡人の生活をも豊かにしてくれます。感謝感謝。
7年前に地球を飛び立った惑星探査機「はやぶさ」が、小惑星『イトカワ』の表面のサンプリングをし、今日その任務を終えた。
当初3年の予定が7年の長旅となってしまい、移動距離も60億kmと、長く波瀾万丈な旅になった。通信が途絶え行方不明になるなど数々の困難を乗り越え、なおも地球を目指した「はやぶさ」。「はやぶさ」は『イトカワ』のサンプリングのカプセルを切り離し、地球の画像を送信した直後、大気圏に突入し燃え尽きた。
ずいぶん前に『はやぶさ』の存在を知り、人間じゃないけど「なんてかわいいんだろう」って思っていた。今日になってその詳細を知り、感動でウルウルしちゃいました。最後に送信してきた地球の画像の美しいこと。なぜか『宇宙戦艦ヤマト』の曲をBGMにする放送局もあり、おばさん切なくなってしまいました。壮大なスケールの映画を見たようです。
先月からNHK教育テレビ「schola 坂本龍一 音楽の学校」を見ている。坂本龍一さんがテーマに沿った音楽をわかりやすく紹介&解説してくれている。先月は『バッハ』がテーマだったが、今月は『JAZZ』がテーマ。とても面白かった。
私はチャーリー・パーカーが好き。彼はモダンジャズを牽引した天才だと思う。山下洋輔さんによると、いまだに彼を超えるアルトサックス奏者はいないという。
チャーリー・パーカーの天才的な即興演奏にマイルス・デイヴィスも負けじとついてきます。一瞬ごとに個々のミュージシャンが腕を競い合うモダンジャズ。死後50年以上経っても多くの人を魅了し続けるのは、彼の才能が魂が音楽に入り込み、生き続けているからだと思う。
いつの時代でも、ハンサムな男性は女性に人気がある。『イケメン』という言葉ができてどれくらいだろうか。月代わりなのか週代わりなのか『イケメン』なタレントのニューフェイスがTVや雑誌で次々と紹介されていく。
私がハンサムだなぁと思う人は2人。一人は古い映画のアラン・ドロン。1950年代後半から1960年代前半くらいのアラン・ドロンはとても美しい。
もう一人は加藤剛さん。この方は彫刻のような綺麗なお顔をされている。男性のお顔で綺麗だと思うのはこの人くらいしかいない。さらに声も素敵。この方はあれだけ美しいのに鼻にかけることなく、実直な感じすらする。実際はどんな方なんだろう・・・ !?
昨日、久しぶりにCMで加藤剛さんを見た。齢を重ねると男性も女性も容姿が衰えるものだが、大きく崩れることなく、相変わらず爽やかだった。
庭の梅がふっくらとしてきました。もうじき花が咲くのでしょう。毎日「寒い、寒い」と言っている私ですが、春はもうすぐです。
昨晩はQというメンバーの飲み会に誘われ、おじゃましました。歳の離れた若者達のなかで、おばさん楽しいお酒が飲めました。でもここで激しくジェネレーションギャップを感じたのが音楽の話でした。
バンドを組んでる男の子が二人いたのだけど、二人ともストーンズもビートルズも聴いたことが無いと言う。洋楽がダメってわけではなく、矢沢永吉もRCサクセションもサザン・オールスターズですらよく知らないらしい。何を聴いているのかと尋ねるとグレイだという。
おばさんは当然おばさんなので『Satisfactionにシビレた』とか『ジョン・レノンが好きで音楽やってる』とか『キースにあこがれる』なんて話をする友達に囲まれていた。『グレイを聴いててバンドを組みました』なんて新人類は初めてだったのだっ!
私はROLLING STONESがたまらなく好き! 世の中にあるたくさんの音楽の中で彼らの音楽に出会えたことはとてもとてもラッキーだったと思う。そんなわけで、ロックバンドを組む二人の青年にはSTONESを激しく勧めて帰ってきました。